常用漢字の見直し(2010年1月20日) 昨日、1月19日に開催された漢字小委員会関連の情報をネット上で見ていた。 この日は前日に引き続き、小形さんのブログサイトで見た情報のみが新たな情報となった。 最初に、この時点では1月19日に配布された資料2を見ていない状態だったが、小形さんの書き込みにより、「剥・填・頬・叱」の一件が記載されていることが分かった。 つまり、この一件を触れた意見が多かったから載ったと考えられる。 そして、その日の朝、小熊さんが新たに残りの配布資料も含めた形でアップし直されたので、これをダウンロードして確認した。 確かに字体の意見の概要として、これが触れられていた。 一応、この件は素直に喜びたい。 少なからず完全無視はないと判断していいと思うので。 ただ・・・、ここに書いているのは、飽くまで意見の概要なので、ここでは許容を考慮すべきとあるが、実際にそうなるかは漢字小委員
常用漢字の見直し(2010年1月19日) 昨日、文化庁文化審議会漢字小委員会が開かれた。 今回の情報入手の順番は、朝日新聞→小熊さんのアップされた資料→読売新聞→共同通信→毎日新聞→産経新聞→小形さんのサイトで更新された情報となる。 私は今回、字種に関しては前回色々議論されたので、特に時間を掛けることもなく、直ぐに字体の方に話が行くものと思っていた。 それにそもそも1月19日に最初の開催になった時点で少し遅いと思っていたから。 ところが最初に記事として出た朝日新聞を見ると、字種の件は載っていたものの、字体の件はなかった。 その後の記事にも全く字体の件はなかったので、字体の件は今回、議論されなかったのだろうと思った。 それと同時に、2月の最終答申は無理だろうと思った。 事実、夜に小形さんの記載された更新情報では、4月中と書いていた。 まあ、今年秋の内閣告示が遅れなければいいとの判断だろう。
常用漢字の見直し(2009年12月24日) 昨日、文化庁に改定「常用漢字表」試案に対する意見書をメールにて送った。 以下に全文を載せるものの、今回は”。”で全て改行している。 それと一部、二重改行となっている部分がある。 ただ、当初はもっと多く、それ以外にも文章途中で突然、改行されたりしたところもあった。 送信前にこれらの理由を検証して、”JIS X 0208”と”JIS X 0213”の半角スペースが変な改行と関係しているようだと分かった。 そこで全てを”JIS X 0208”と”JIS X 0213”の全角スペースとしたことにより、最低でも文章途中では改行しなくなった。 しかし、何箇所か”。”の後に上でも触れた二重改行がされているが、この問題は解消できなかった。 その点はご容赦を。 改定常用漢字表試案への意見 今回の「改定常用漢字表」試案に関しまして、最初に簡単な感想を書きたいと思いま
常用漢字の見直し(2009年12月20日) 昨日、第2回パブリックコメントへ意見書を提出する為の文書関連で引き続き、色々考えていた。 その前日に書いたようにJIS X 0208で表現できない印刷標準字体の4字(「剥・頬・填・叱」)の件でどう話を進めるべきか、現状で出来ることはかなり限られてしまう。 そんな感じで悩んでいた。 しかし、その前日に小形さんのブログサイトに私が書いた返事を見て、この重苦しい状態から気持ちが楽になった。 端的に書けば、「問題の提起」と「対案の提案」を切り分けてはどうかとのこと。 「対案の提案」は意見の一致は難しいものの、「問題の提起」は事実確認なので意見の一致が出来る。 今まで何か意見をする以上、何かそれに対する自らの対案を出さなければならないとの呪縛にはまっていた。 勿論、今までの書き方から大きく変わることはないにしても、これに関してはその要素を大きく取り入れよう
常用漢字の見直し(2009年12月19日) 昨日、第2回パブリックコメントへ意見書を提出する為の文書作成を始めた。 書く内容自体はある程度、絞っていたのだが、私の性格上、いつも考えが決まってから一気に書くようにしている・・・のだが、今回は、それを破ることにした。 私は第1回パブリックコメントで送った意見書にJIS X 0208で表現できない印刷標準字体の4字(「剥・頬・填・叱」)の件を書いたが、今回は当初(11月下旬時点)、これは載せないつもりでいた。 理由としては、第1回パブリックコメントでの意見を受けた漢字小委員会でこのことを取り上げるものと期待したが、これに関する意見自体を送ったのは、7月28日配布の資料2で見る限り、2件しかなかった(恐らく私と小形さんが送ったものだろう、但し、もう1件「叱」に関しては、それを匂わすような理由はあったが)。 それでも重要な事柄なので、取り上げられるこ
常用漢字の見直し(2009年12月12日) 昨日、日本新聞協会のサイトを見て、「常用漢字表」の改定に関する意見書を文化庁に提出したことを知った。 12月11日となっていたので、その前日に提出したことになる。 詳細はここに載っているが、これを見て思ったことを色々書きたいと思う。 当初、思ったより提出日時が遅かったなあ・・・とは思ったが。 前回は試案に対する意見を自由に書ける状態だったが、今回は修正された内容を中心にとなっていたから、念入りに確認・・・となったのだろう。 これを見ての感想について、書いている内容の順番が変動するが、最初に字種の件を書く。 「新聞常用漢字表」で当初は追加候補字種に入っていた「哨」を外された件について、先ず触れるだろうか、そして、その場合、どう記載するかと思っていたが・・・。 結局、その一件は触れず、普通に「新聞常用漢字表」でありながら改定試案で入らなかった「磯」と
常用漢字の見直し(2009年11月25日) 昨日、「改定常用漢字表」に関する意見募集を実施した。 この日に意見募集をすることは時事通信で先に確認していたので、既に知っていた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091120-00000146-jij-soci 私がこの記事を見たのは21日だったが、この中の20日に正式に発表したのところがどうもよく分からない。 文化庁のサイトに試案をアップしたのかと思ったが、何もなかった。 20日に正式に発表したのはマスコミに対してだったのか・・・、そんなことを思っていたが、どうせ25日に公開されるのだからと思ってそれ以上は考えなかった。 一応、試案に目を通して、前に指摘した誤りは全て修正されていたのでよかった。 しかし・・・、pdfファイルで表示されるフォントが・・・、私が標準で見ている大きさでは一部表示されない部分が
常用漢字の見直し(2009年11月11日) 昨日、11月10日に開催された国語分科会関連の情報をネット上で見ていた。 この日は小形さんのブログサイトで見た情報のみが新たな情報となった。 小形さんが直接質問した内容・・・、少し驚いた部分もあったが。 私は実際に傍聴していないので、委員会での雰囲気がどのような感じかは分からない。 議事録では見るものの、やはり文字で見るのと、現場で傍聴した状況とでは違う部分があると思う。 私の取り違いも含めて、齟齬や乖離はあるのだとは思う。 その上で、私はもともとから追加候補字種の変動は委員会内で意見が出る出ないに関わらず、するものだろうと思っていた。 一時期、私の考えが間違っていたのだろうかと思ったときもあったが、10月23日にそれは私なりの考えとしてそうではないと思った。 これがいいか悪いかは別として、パブリックコメントを実施してこれだけ件数があって、一つも
常用漢字の見直し(2009年11月10日) 昨日、文化庁文化審議会国語分科会が開かれた。 今回の情報入手の順番は、時事通信→共同通信→朝日新聞→小熊さんのアップされた資料→産経新聞→毎日新聞となる。 正直なところ、今回は前回の漢字小委員会が纏めた修正案の了承だから、今までにはなかった新情報があるとも思っていなかったし、特に期待もしていなかった。 まあ、逆にこの段階であったとしたら、それはそれで色々と困るし・・・。 やはり私が気になったのは今回配布された資料に、第2回パブリックコメント開始時に公開されるであろう改定試案の完全版も配布されたかどうか。 そして、国語分科会で配布された資料を見て、やはり配布されていたことが分かった。 早速、前に気になっていたところも含めて確認した。 先ず参考資料2の内容だが、一番下に私にとっては驚くべき事実が載っていた。 各府庁に意見照会し、意見が寄せられたのが内
常用漢字の見直し(2009年10月23日) 昨日、文化庁文化審議会漢字小委員会が開かれた。 今回の情報入手の順番は、時事通信→共同通信→毎日新聞→共同通信(更新)→時事通信(更新)→小熊さんのアップされた資料→読売新聞→朝日新聞となる。 最初に簡単な流れの詳細だけを書く。 当初、私が時事通信と共同通信の記事を確認したときは、7字追加になっていた。 ところが毎日新聞の記事を見たときには、9字追加になっていた。 その後、(更新)と記載しているが、これは追って共同通信と時事通信も7字追加から9字追加に変更したことを意味する。 話を戻して、今回はやはり字種に変更があったこともあり、委員会開催時に既に3社が記事にしていた。 最初に記事のタイトルに7字追加とあり、更に前回の内閣法制局が要望した漢字以外の字種が入っていたので、前回、字種の変動は本当にないのだろうか・・・と感じていたことに関しては、取り敢
常用漢字の見直し(2009年10月26日)と人名用漢字 昨日、色々な作業をしていた。 何をしたかと言うと、10月23日に発表された改定試案がそのまま最終答申→告示されたとの前提だと、「人名用漢字」がどのように動くか。 実は、前回、「当用漢字表」から「常用漢字表」になったときのように、当時の「人名用漢字」から8字削除・・・だけでは済まない。 理由として、2004年9月27日の「人名用漢字」大幅追加の一件により、今までの位置付けまで変更になってしまったからだ。 それに関する詳細はネット上でも色々あるので、ここでは敢えて触れないが、一応、以下にWikipediaのリンクを載せる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%90%8D%E7%94%A8%E6%BC%A2%E5%AD%97 そして、以下に今回の改定試案に沿って、「常用漢字表」が改定されると、
常用漢字の見直し(2009年10月24日) 昨日、10月23日に開催された漢字小委員会関連の情報をネット上で見ていた。 この日は小形さんのブログサイトで見た情報のみが新たな情報となった。 気になったもので幾つか挙げる。 先ず、新たに字種の追加候補になったもので、説明のなかったものが「柿」と「釜」・・・、前日に書いた件が正に理由だと改めて感じてしまった。 でなかったら、「柿」と「釜」のみ追加にはならなかったと思う。 次に「碍」の件だが、結局、現状のそれぞれの立場が混在している状態では、「碍」の追加には動けない・・・とのことのようだ。 まあ、妥当と言えば、妥当だろう。 但し、今回の「常用漢字表」改定には反映されないだろうが、将来、この状況に変化があれば、勿論、いつになるかは分からないが、その機会に追加になるのかもしれない。 今回、初めて「碍」の一件を知った国民も多いと思う。 追加にはならないに
常用漢字の見直し(2009年9月8日) 昨日、文化庁文化審議会漢字小委員会が開かれた。 今回の情報入手の順番は、時事通信→読売新聞→共同通信→小熊さんのアップされた資料→小形さんのサイト→朝日新聞→毎日新聞となる。 まだ配布資料を見ていない状態で、時事通信から内閣法制局より6字追加要請があったとの記事を見たので、今回は恐らく試案に対する修正案が提示されるだろうときにこの件が出るのは一体・・・と感じた。 普通に考えれば、5月から7月までの委員会で提示されるべきだったのだろうが・・・。 それは結果的に後の情報を見て、徹底調査したことにより、8月初旬に提出が遅れてしまったことが分かったので、納得した。 しかし、このことにより、当初の予定より2ヶ月前後遅れることは間違いない。 今後、予定の方がどうなるのか見守りたいと思う。 さて、今回の内閣法制局からの追加要望理由として、民法や刑法等、基本的な法律
中国漢字の字体 昨日、市内の中国の書籍を扱った専門店で「新華字典」を購入した。 当初は東京に行ったときに神保町の・・・中国書籍の古書専門店で購入しようと思っていたが、福岡にもあることを思い出した。 その後の内容は一番下に載せるとして、私が現段階で大きな疑問に感じていたことが取り敢えず解決できたので、纏めたいと思う。 尚、厳密には全ての漢字を簡略化したものが簡体字で、一部の偏や旁を簡略化したものを簡化字と言っているが、以下の文章では特に区別せず、簡体字として書くことにする。 実は、今年5月頃とここ10日ほど、集中して中華人民共和国の漢字政策について調べていた。 それ以前も簡体字と繁体字の対比について興味関心はあった。 一応、私が所有している書籍では1964年の「簡化字総表」が載っていたが、これだけでは私の疑問は解決しなかった。 私はてっきりこの「簡化字総表」の段階で簡体字とそれに対応する繁体
常用漢字の見直し(2009年7月28日) 昨日、文化庁文化審議会漢字小委員会が開かれた。 今回の情報入手の順番は、小熊さんのアップされた資料→共同通信→産経新聞→小形さんのサイト→時事通信となる。 配布資料に関して、最初に参考資料として、許容字体の頻度があったが・・・、やはり「叱」は入っていない。 位置付けがやはり他のものとは異なっているからだろうが・・・、含めて欲しかった。 次に当用漢字表から常用漢字表に改定時にしんにょうの漢字で、「遮」「逝」が追加されたが、これに関する凸版調査の出現頻度の推移も載っていた。 これも時間が経てば統一されていく・・・との説得材料として入ったのだろうか? まあ、逆に私はこれを見て、平成9年の時点でも「逝」が1点より2点の方が多かったことに驚いたのだが・・・、16年も経っているのに・・・みたいな。 更にもっと驚いたのが、その3年後の平成12年にこんなにも数が入
常用漢字の見直し(2009年7月17日) 昨日、文化庁文化審議会漢字小委員会が開かれた。 委員会自体は昼からだったが、今回一番最初に関連する情報を見たのは読売新聞だった。 内容は以下のURLの通り。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090717-00000077-yom-soci ところがタイトルもそうだが、内容に関してもどうしても解せないことが多かった。 なぜなら、今期の漢字小委員会に関して、9月までは最終的な決定事項は特に出さず、意見募集のあった内容から色々な意見をテーマ毎に出し合う・・・だったはずだからだ。 この読売新聞の記事では、「淫」「呪」「艶」「賭」等、一部の漢字に関して、教育界の配慮を示す為に再検討することが決定したと読める。 前回の漢字小委員会でさえも「鬱」の一件で外すべきだ等の意見が出たが、当然のことながら、現時点で外すことは決定し
常用漢字の見直し(2009年7月18日) 昨日、7月17日に開催された漢字小委員会関連の情報をネット上で見ていた。 先ず産経新聞が新たな記事を載せていた。 内容は以下のURLの通り。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000501-san-soci これを見て読売新聞の情報は今回の漢字小委員会で配布される資料を事前に入手し、これを基に勝手に曲解したことが間違いないと判断できた。 この内容から行けば、「淫」に対しては確かに教育現場からの不満が出され、それに対しての反対意見も出て・・・と、前回の「鬱」同様に議論が出たものの、結論は今回出ていない・・・。 これだけの話なのだが、そうなると益々読売新聞は上に書いた配布資料を入手したからどこよりも先に情報を載せたい・・・これが先行して配信した感が否めない。 そして、その後、実際に今回の漢字小委員
常用漢字の見直し(2009年6月3日) 昨日、6月2日に開催された漢字小委員会関連の情報をネット上で見ていた。 先ず産経新聞が新たな記事を載せていた。 この中で気になったことは、組織票と鉤括弧で載っていたこと。 つまりそれは「鷹」のことを指しているが、「鷹」が組織票との関連では載っていない。 これに関してはやはり少々感情的な部分は否めない。 まあ、これ以上は前に書いたのでこれくらいに・・・。 そして、今回、特に大きな話題・・・だったかは分からないが、「鬱」は主要議題になったようだ。 そして、その後、小形さんのブログサイトでこの「鬱」の内容の詳細を見た。 その前にその前日に書いた内容で、やはりスケジュールの変更の件と、文字コードに関する懇談会を開き、専門家から話を聞くことになったようだ。 この中の懇談会つまり配布資料ではヒアリングと載っていたものだろう。 ただ・・・、非公開を希望する委員の声
常用漢字の見直し(2009年6月2日) 昨日、文化庁文化審議会漢字小委員会が開かれた。 今回、既に配布されたスケジュール表では字種・音訓に加えて字体も含まれていたので、結論は出ないにしても主要新聞社等が記事にし易い内容が出るだろうと思っていた。 しかし、そういうこともなく、私が一番最初に昨日の委員会関連の情報を得たのは、いつも小熊さんがアップする漢字小委員会で配布された資料だった。 この中の資料3の内容を見て、スケジュールの変更つまり詳細を書くと、更にもう一回分小委員会の開催予定を増やしたことが分かった。 なるほど、新しい目立つ決定事項等や新たな新資料の提示もなかったので、主要新聞社が記事にしていなかったのか。 これに関しては、正直なところ、よかったと思う。 前回の小委員会後、朝日新聞が審議が拙速だと書いたことが影響したのか? しかし・・・、これは前回の小委員会以前からこの膨大な意見を受け
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