1. 概要 汎用電子情報交換環境整備プログラムは,経済産業省の委託事業として平成14年度から実施されているプロジェクトで,情報規格調査会の他,独立行政法人国語研究所,財団法人日本規格協会の三者が進めている.将来の電子政府の情報交換での活用を念頭に置き,いわゆる外字の調査・整理・体系化を行い,電子申請などのシステムでの情報交換を可能にすることを目的としている. 2. フェーズ1とフェーズ2 このプログラムでは,平成17年度までに,戸籍統一文字及び住民基本台帳ネットワーク統一文字を対象として文字の調査・整理を行った.これらの文字は,すでに情報処理システムでの利用を前提に個々のシステム運営主体によって整理が行われているものであるため作業がスムースに進むと考えられた点と,今後の電子政府において取扱いに困難が予想された人名・地名を中心とする固有名詞に必要な文字を大量に含んでいる点とを考慮したものであ