少々旧聞となるが、先日NHKで中継された70年ワールドカップ決勝ブラジル-イタリアを堪能した。この時のブラジルは、29歳全盛期のペレを軸に今なお「史上最強」と呼ばれているチーム。学生時代に1度映像を見て感動した記憶があるのだが、約30年振りの再見となった次第。 40年前の試合ゆえ、今日のサッカーとは多いに異なる点がある。ルール的に決定的に異なるのは、当時バックパスをゴールキーパが手でさばく事が許されているくらい(当時キックオフからの直接シュートは認められていなかった等の小さなルール変更はあるが)なのだが、試合展開は全く異なる。 それ以外で、大きくルールは変わっていないのだが、1つ決定的に異なっているのは、ルールの運用への考え方。中でも、後方から相当きついタックルをしても、退場はおろか警告にならない事が、もっとも大きな違いだろう。したがって、(反則タックルがあまりに危険過ぎて)目を覆うよう場