Research indicates that carbon dioxide removal plans will not be enough to meet Paris treaty goals
日本周辺だけが網掛けになっている地図。そして「NO FORECAST(予報なし)」の文字。実はこれ、日本の研究機関が発表している雨の予測です。何か機密が隠されているのか?それともハッカーによるものか?取材を進めると、気象の予報技術が急速に進む一方で、昔からの規制が残っているため、その成果が一般に共有されにくいという皮肉な現実が見えてきました。(社会部記者・災害担当 島川英介) さきほどの画面は、理化学研究所計算科学研究センターの研究グループが運営する「理研天気予報研究」のホームページです。 現在、「世界の降水予報」と「関西の降水予報」の2つが一般に公開されています。 このうち「世界の降水予報」は、複数の人工衛星のデータから、世界全体で降っている雨の強さを確認。そのデータをもとに12時間先までの世界の雨雲の動きを予測します。 一方、「関西の降水予報」は、予測が困難で、突如激しく降り始める局地
3月28日の発表以来、大いに話題を集めているBANDAI SPIRITSの新たなプラモデルシリーズ、「Figure-riseLABO」(フィギュアライズラボ)。「これまでのフィギュアやプラモデルでは実現できなかった表現を研究し、実現に向けて進化させていくプロジェクト」と銘打ち、価格や商品内容や表現において、プラモデルとフィギュア双方の特性を併せ持ったキットを展開していくという。その第一弾が、「ホシノ・フミナ」である。 Figure-riseLABO ホシノ・フミナ 全ての写真はこちらから! 第一弾キットの研究テーマが「肌」。皮膚の表層となる肌色のプラスチックの層の下にピンクやオレンジの芯の部分をインサートし、芯の色を透けさせることで、まるで塗装したかのようなグラデーションのある肌表現を部品段階で施すというものだ。 つまり「塗らなくても、パーツを切り取って組んだだけで、市販の塗装済み完成品の
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、直径500メートルを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は低いものの、衝突した場合の威力は、米国が現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしている。 NASAはベンヌが地球に接近する事態を想定して、衝突回避のための計画「HAMMER」の宇宙船コンセプトデザインを設計した。このHAMMERをベンヌに突っ込ませるか、核装置を使うかのいずれかの手段で、地球に向かうベンヌの軌道を変えさせることを期待する。 HAMMERはNASAの実際的なプログラムではない。目的は、こうした装置を設計する際の技術的課題について調べることにある。同様の取り組みは、1998年のSF映画「アルマゲドン」などでドラマ化された。 実際のところ、ベンヌが地球に衝突する確率は小さい。しかし、いつか同じような小惑星が地球に接
インフルエンザワクチンの注射(2017年10月6日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / GEORGES GOBET 【1月19日 AFP】遺伝子操作で新たに作製したインフルエンザウイルスに、優れた予防効果を期待することができるとした研究結果が18日、発表された。実験動物を使った今回の試験の成果により、今後のワクチン有効性の向上につながる可能性もある。 人への臨床試験はまだはるかに先の話だが、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究報告について専門家らは、インフルエンザのより有効な予防に向けた有望な一歩だとして称賛している。 インフルエンザは毎年最大で500万人の重症感染症患者と65万人の死者を発生させている。そのため、世界保健機関(WHO)は、インフルエンザを重大な公衆衛生上の懸念とみなしている。 論文の主執筆者で、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デビッ
ハーバード大学、白色光含む可視光線の全領域を同じ場所に集束できる単一メタレンズを開発。将来の小型VR/ARデバイスのレンズ活用に有望 2018-01-03 ハーバード大学:ジョンA.ポールソン工科大学応用科学研究科(SEAS)の研究者らは、白色光含む可視光線の全領域を同じ場所に集束できる単一のメタレンズ(Metalens)を開発しました。 可視光線とは、虹色で表現されることが多い人の目で見える波長の光のことです。この可視光線をレンズで集光すると、各波長は異なる速度で素材を通過するため屈折率が変わり、異なる焦点を結ぶため画像に歪みが生じ(色収差)画質低下をもたらします。 そのため、既存技術では、異なる厚さや湾曲したレンズを複数使用し補正しています。一方で、重くかさばる課題も残っています。 本研究では、色収差の除去および波長の光を等しく集束させるため、二酸化チタンナノフィンのアレイを使用します
2022年サッカーW杯カタール大会で使用されるスタジアム974のCGイメージ(2017年11月26日提供)。(c)AFP/SUPREME COMMITTEE FOR DELIVERY 【11月27日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)で使用される、大会史上初の「再利用可能」スタジアムのデザインが26日、発表された。 4万人収容のスタジアム974(Stadium 974)は、首都ドーハ南部の海岸に建設される予定で、準々決勝までの試合が行われることになっている。 大会後にスタジアムは解体され、他の場所での再組み立てと使用を見込み、部品がコンテナに運び込まれることになっている。 カタール大会組織委員会の幹部は「この競技場は、完璧なレガシーを提供する。スタジアム全体としても、多数の小さなスポーツや文化的な催しの会場としても、新たな場所で再組み立てが可能となっ
NTT西日本は中・高校生のソフトテニス部向けに、人工知能(AI)を使った練習強化システムを開発する。カメラで撮影した生徒の練習映像をAIが分析し、試合構成や戦略などをタブレット端末でアドバイスする。すでに10月からソフトテニス強豪校の練習を撮影し、得失点の分析などを始めた。このデータを模範プレイとしてAIに学習させ、生徒の練習映像と比較する仕組み。今後、解析精度を高めて完成させ、早期の事業化を目指す。 まずソフトテニスの練習場に設置した2台の4Kカメラで、生徒の練習風景を撮影する。撮影と並行して強豪校の練習データを基に作成した模範プレイと、生徒の練習映像をAIが比較・分析。撮影後、タブレットのアプリケーション(応用ソフト)で、得点につながる試合構成や戦略のほか、サーブの打点や狙うべきコースも表示する仕組みだ。 分析結果はアプリに蓄積できる。人の動きやボールの打点・速度・軌跡などは、リアルタ
薬を届けるのが難しいヒトの脳に薬を運ぶ超小型のカプセルを東京大学などの研究グループが開発し、将来的にアルツハイマー病などの治療法の開発に役立つ可能性があるとして注目されています。 東京大学と東京医科歯科大学の研究グループは、アミノ酸を使って直径が1ミリの3万分の1ほどのごく小さなカプセルを開発しました。 このカプセルの表面をブドウ糖で覆うと、脳の血管にある特定のたんぱく質がカプセルのブドウ糖と結びついて脳の中に運ぶことができるということです。 さらにグループは、空腹の状態だとこのたんぱく質が積極的にブドウ糖を運ぶことに注目し、空腹のマウスでこのカプセルを使ってこれまでの薬の100倍ほどの効率で脳に取り込ませることにも成功したということです。 グループでは、カプセルの中に薬となる物質を入れればこれまでにない治療効果が期待できるとしています。 東京医科歯科大学の横田隆徳教授は「認知症のほか、神
グローバルな貿易を批判する人は、3Dプリンティングの到来を歓迎するかもしれない。 INGの国際貿易分析責任者ラオル・リーリング氏は、3Dプリンティングの成長により、国境を越えた貿易のほぼ4分の1が2060年までに消滅する可能性があると指摘する。 高速3Dプリンティングによる大量生産が実現すれば、グローバルな商品の流れに大きな破壊的影響をもたらす可能性があるとリーリング氏は予想。3Dプリンティング技術への投資の伸びが現在のペースで続けば、60年までに製品の約半分をプリンターで作ることができると同氏は推測している。 これにより世界貿易は4分の1減少する見通しだ。労働力が今よりも少なくてすみ、人件費の低い国から中間財や最終財を輸入する必要性が低下するためだ。この結果、主要輸入国は貿易赤字が縮小する可能性があるものの、貿易黒字国は打撃を受ける恐れがある。 これはリーリング氏の低成長シナリオだ。投資
トヨタが抱える重大な「欠落」 1兆円を超える研究開発投資を続け、人材も資金も圧倒的に豊富なトヨタ自動車が、自動運転の商品化で出遅れているのはなぜか。ここには今後の日本の自動車産業の競争優位を揺るがしかねない大きな問題が隠されている。 実は今のトヨタには、最新のある技術が欠落しているのだ。それは、「バーチャル・シミュレーション」を使った開発手法だ。 それを説明する前にクルマの開発の流れを大まかに説明しよう。クルマは商品企画で、どのような製品にしたいか、たとえば「スポーティーな若者向けにする」といったようなコンセプトが定まり、「高速走行時に搭乗者にかかる重力をいくらまでに抑えるか」などの細かい仕様が定まっていく。 その仕様を作るために、開発の上流段階で、実物のクルマやエンジンなどを試作して実験を繰り返し、燃費や安全関連のデータを取り出していく。仕様書は別名「要求書」とも呼ばれる。試作と実験を繰
1つの量子テレポーテション回路を繰り返し利用 東京大学工学系研究科教授の古澤明氏と同助教の武田俊太郎氏は2017年9月22日、大規模な汎用量子コンピュータを実現する方法として、1つの量子テレポーテーション回路を無制限に繰り返し利用するループ構造の光回路を用いる方式を発明したと発表した。これまで量子コンピュータの大規模化には多くの技術課題があったが、発明した方式は、量子計算の基本単位である量子テレポーテーション回路を1つしか使用しない最小規模の回路構成であり、「究極の大規模量子コンピュータ実現法」(古澤氏)とする。 今回発明した光量子コンピュータ方式。一列に連なった多数の光パルスが1ブロックの量子テレポーテーション回路を何度もループする構造となっている。ループ内で光パルスを周回させておき、1個の量子テレポーテーション回路の機能を切り替えながら繰り返し用いることで計算が実行できる 出典:東京大
プレスリリース 研究 2017 2017.09.06 量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 〜「時間の矢」の起源の解明へ大きな一歩〜 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の伊與田英輝助教、金子和哉大学院生、沙川貴大准教授は、マクロ(巨視的)な世界の基本法則で、不可逆な変化に関する熱力学第二法則を、ミクロな世界の基本法則である量子力学から、理論的に導出することに成功しました。これは、極微の世界を支配する「量子力学」と、私達の日常を支配する「熱力学」という、二つの大きく隔たった体系を直接に結び付けるものです。本研究では、量子多体系の理論に基づき、単一の波動関数(注4)で表される量子力学系において、熱力学第二法則を理論的に導きました。従来の研究とは異なり、カノニカル分布などの統計力学の概念を使うことなく、多体系の量子力学に基づいて第二法則を導出したことが、本研究の大きな特徴です。さら
レッドブルエアレースが開催されているようで、東京湾岸をゼロ戦が飛んでた!という話があちこちから聞こえる。あれはP&W WASPを積んでてオリジナルの栄エンジンではないという会話もある。実のところ、栄はWASPから発達したエンジンであり、日本人は自分で作ってみながら足したり引いたりしただけである。 日本のオリジナル技術です! とかいうものは、はるか後の時代になっても、「海外の研究が得た原理を使い、自分らで製造できるようになり、自分らで発達させた部分が大きくなったからオリジナルと言い張ったもの」がすごく多い。海外の技術だってそうではないかと言えば言えるのだけど、原理から現在の技術までのつながりがどれだけ可視化(公開)されており、学ぶことができるようになっているかという点で大差がある。日本にオリジナルの研究がないわけではまったくないが、オリジナリティは単発的に生じるのみで、体系化ということを知ら
フルエキスパンダーサイクルの模式図。ノズルと燃焼室から熱を受け取った推進剤でターボポンプを駆動する。 エキスパンダーサイクル(英: expander cycle)とは二液推進系ロケットエンジンの動作サイクルの1つである。燃料蒸気を作用気体としてターボポンプを駆動し、液体燃料と酸化剤を燃焼室に送りロケットの推進を実現する、蒸気機関と内燃機関の複合サイクルエンジンである。 燃焼前の液体燃料の一部、又は全部を高温の燃焼室やノズルの周囲へ循環して、冷却すると共に熱交換で気化した燃料でターボポンプを駆動する。このターボポンプ駆動により、燃料と酸化剤は昇圧されエンジンの燃焼室へ送られる。また、後述のフルエキスパンダーサイクルの場合ターボポンプを駆動させた燃料蒸気も燃焼室に送られる。エキスパンダーサイクルのエンジンでは、熱交換によるガス化が必要なため、液体水素や液化メタンのように沸点が低く、容易に気化す
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