水素に極めて高い圧力をかけることで、地球上で初めて金属状の水素「金属水素」の生成に成功したとハーバード大学の研究者が発表しました。金属水素が実用化すれば、常温の超伝導の実現や高エネルギーのロケット燃料、超高速コンピューターの開発など、さまざまな分野での応用が期待されています。 Observation of the Wigner-Huntington transition to metallic hydrogen | Science http://science.sciencemag.org/content/early/2017/01/25/science.aal1579 Hydrogen turned into metal in stunning act of alchemy that could revolutionise technology and spaceflight | The
アメリカ軍が実用化間近まできているレーザー砲は、近い将来に必須の軍事技術となる可能性があります。他方でレーザーを攻撃用途ではなく利用する方法も生み出されており、レーザーを使って成層圏をイオン化してレンズ膜を作ることで、敵地を偵察したり敵の攻撃を迎撃したりする技術「Atmospheric Lens」が提案されています。 Atmospheric Lensがどのような軍事技術なのかは以下のムービーを見れば一発で理解できます。 Future concepts from BAE Systems: Atmospheric Lens - YouTube 地上を監視するコクピットの様子。 地球を周回する偵察機のようです。 偵察しようとしているのは敵の拠点。 ズームするにも限度があります。 敵地を詳しく観察するために機体底面からレンズが現れました。 レンズはレーザーを発射。 なんと、成層圏の気体をプラズマ化
by Evan Long 虫歯の治療のため歯を削ると、通常、削った部分が完全に再生されないので人工の詰め物を入れることになります。しかし、キングス・カレッジ・ロンドンの研究者らによって発表された内容によると、アルツハイマーの治療薬を利用して、虫歯などによってダメージを受けた歯を再生させることに成功したとのことです。 Promotion of natural tooth repair by small molecule GSK3 antagonists : Scientific Reports http://www.nature.com/articles/srep39654 Decline of the dentist's drill? Drug helps rotten teeth regenerate, trial shows | Science | The Guardian https
進化するデジタルモールド 3Dプリンターの新たな使い方として注目されるデジタルモールド。従来のように、金型を金属で作る代わりに、3Dプリンターで樹脂金型を作るという取り組みだ。このデジタルモールドは、有限会社スワニーがストラタシスと試行錯誤し作り上げた新たなアプリケーションだ。 デジタルモールド®を作るために使用される樹脂素材は紫外線で硬化するストラタシス独自の光硬化性樹脂である。そのため、射出成型で主に使用される熱可塑性樹脂とは組成が異なるため、成型用の樹脂を注入しても樹脂同士くっつくことはない。 また、光硬化性樹脂は熱硬化性樹脂の一種であることから、高温になっても溶解することもない。(金型などで多用される熱可塑性樹脂は、加熱すると柔らかくなり冷却すると固くなる。一方、光硬化樹脂は通常は液状で、UVを照射すると硬化する特性を持つ。硬化後はもとの液状に戻ることはない。) デジタルモールドは
映画「スターウォーズ」の冒頭、ジョン・ウィリアムズ作曲のテーマ音楽をバックに、巨大な宇宙船が頭上を延々と通り過ぎてゆくシーンが出てきます。動きそうにないはずの巨大な構築物が動くことには、何かワクワクするような気分を感じるものです。 さいたまスーパーアリーナ(設計:MAS2000設計室、代表:日建設計)では、総重量15,000tのムービングブロックと呼ばれる構築物が動いています。この15,000tという重量は、乗用車約15,000台分の重量に相当し、あるいは10階建て程度の平均的なオフィスビルの重さに相当します。 3日間で10万5,000人が体感した、レディー・ガガのコンサート 2012年5月、世界的歌手のレディー・ガガが来日し、さいたまスーパーアリーナで公演を行いました。その日本公演3日間の観客動員数の合計は、10万5,000人を記録したそうです。このように、イベントをリアルに体感したいと
DMG森精機は「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」(2016年11月17~22日、東京ビッグサイト)において、金属3Dプリンタと旋盤加工を組み合わせたハイブリッド金属複合加工機「LASERTEC 4300 3D」を出展した。 金属3Dプリンタ機能を加えた切削加工の価値 金属3Dプリンタ機能を加えた切削型工作機械は、ハイブリッド複合加工機としてJIMTOF2016では大きな注目を集めている。従来の切削加工機は、金属の素材から対象物の形を削り出していく「引き算」の技術である。そのため、形状によっては多くの材料が切りくずとして無駄に捨てられることになる。一方で、金属3Dプリンタは、金属粉末などを溶かして積んでいき形状を作る「足し算」の技術である。ただ層状にして積み上げていくため、表面などが層模様となりそのままでは利用できない。積層造形後に切削を含めた後処理が必要になるという
公開:2023年1月18日 更新:2023年1月24日 ブランク(空白期間)は転職で不利?期間別の影響や病気が原因の伝え方 会社を辞めてから転職するまでの期間はブランク(空白期間)となります。 そこで当記事ではブランクのある状態で転職をする人に向けて、空白期間別の影響や注意点、やむを得ない事情でブランクがある場合の説明方法などを紹介します。 ブランクありの転職を検討している方は、ぜひ当記事を参考にして下さい。 ブランク(空白期間)があると転職で不利になる? 結論から言うと、ブランク(空白期間)がある状態での転職は残念ながら不利になることが多いです。 ただ、ブランクが短期間であればそれほど転職に影響はありません。 基本的には空白期間が長引けば長引くほど、転職時の書類選考や面接で不利になると思いましょう。 空白期間別の転職への影響 では、具体的に空白期間の長さが転職にどれくらいの悪影響を及ぼす
11月8日未明、福岡市のJR博多駅前で起こった大規模な陥没事故。地表から深さ約20mの地下では当時、NATMと呼ぶ工法で地下鉄七隈(ななくま)線のトンネルを掘削していた。設計や施工の段階で想定していたリスクとその対策は妥当だったのか、検証していく必要がある。 (関連記事:博多陥没事故、50分前にトンネル天端が「肌落ち」) (関連記事:博多駅前の陥没、NATMで掘削中に出水) 高い地下水位や薄い岩かぶり。こうした地盤条件に対して、工法の選択に問題はなかったのか――。日経コンストラクションの取材で、NATMを採用した経緯と理由が明らかになってきた。 事故前日のトンネル工事現場。視察に訪れていた福岡市議が偶然、撮影していた。この時点で大量に出水するなどの異常はなかったという。撮影から約14時間後、重機がある付近で先進導坑を拡幅している際に崩落した(写真:調 崇史)
東京~名古屋間で工事が始まっているリニア中央新幹線。地表から1400mも深い場所を通り、工事の“難所”とされる南アルプストンネル長野工区の工事が2016年11月1日、始まりました。工期は約10年間。これが順調に進むかが、2027年のリニア開業に影響する可能性もあります。 「地下1400m」を走るリニア 東京(品川)~名古屋間で工事が始まっているリニア中央新幹線。その南アルプストンネル長野工区について2016年11月1日(火)、JR東海が起工式を行いました。長野県内における中央新幹線の本格工事はこれが初です。 長野県大鹿村で行われた中央新幹線・南アルプストンネル長野工区の起工式に出席したJR東海の柘植康英社長(2016年11月1日、恵 知仁撮影)。 南アルプストンネルは山梨、静岡、長野の3県にまたがる約25kmの山岳トンネルで、JR東海は2015年12月、まずその東側にあたる山梨工区(約7.
装備した 30mm GAU-8のガトリング砲ことアヴェンジャー で目標を木っ端微塵に破壊する、ロマンに溢れた 米空軍の「A-10攻撃機(愛称:ウォートホッグ)」 。のろますぎるという評価を実力で押し返し、40年近くも活躍してきました。そして今回、非公式ながらその 運用が無期限で続けられる との報道が海外にて伝えられています。 じつはこのA-10、総合打撃戦闘機計画(JSF)のもと開発された F-35 ライトニングIIへと2021年までに置き換えられる予定 でした。しかし9月には米空軍から ISISとの戦闘での必要性から退役は延期される だろうと伝えられ、さらに米空軍資材コマンドは今後もメンテナンスや修理用資材の提供を「 無期限 」に続けることになったのです。 また、米空軍はA-10の「翼の交換プログラム」の準備も進めています。20億ドル(約2100億円)を費やすこの交換プログラムにより
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