‘24年7月13日(土) 浴槽でおぼれかけていた高齢者を 救ったとして、和歌山市消防局は 元西消防署長の 田广(たま) 邦夫さん(74) (和歌山市宇田森)に感謝状を贈った。 田广さんは 「引退しても、市民を守るのは 当然のことだ。42年間、 消防で磨いた感覚や技術が生きた」 と話した。 市消防局などによると、 田广さんは5月12日夕、 自宅近くの独居男性宅で、 風呂場の電気が1時間以上ついて いるのに気づいた。 不審に思い、夕食を届けに来た 男性の家族に相談。 風呂を外からのぞくと、男性は 浴槽で気を失っていた。 すぐに消防に通報。 家族が鍵を持っていなかったため、 田广さんが窓をハンマーで壊して 室内に入り、引っ張り出した。 男性は病院に搬送されたという。 1968年に消防に入った田广さんは、 交通事故や災害などの 現場に向かう救助隊の一員として 活動した経験があった。 2010年に退