沖縄・尖閣諸島付近の日本領海で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、那覇地検は24日、中国人船長を処分保留で釈放すると発表した。 那覇地検は処分保留とした理由について「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」と述べた。関連記事尖閣漁船衝突事件で中国人船長の勾留を…中国人船長の勾留延長 中国は「報復措…記事本文の続き 船長は7日午前10時55分ごろ、巡視船「みずき」が立ち入り検査のため停船を命じながら追跡してきた際、漁船のかじを左に大きく切ってみずきの右舷に船体を衝突させるなどして、海上保安官の職務執行を妨害した疑いで8日、逮捕された。 那覇地検石垣支部が10日、船長の勾留を請求し、石垣簡裁が19日まで10日間の勾留を認めていた。