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ブックマーク / hokke-ookami.hatenablog.com (7)

  • 日本軍慰安所の従業員日記が発見された報道について - 法華狼の日記

    毎日新聞によって8月初頭に報じられた。これまでにも利用したり管理していた軍関係者の証言や手記はいくつも発見されているが、従業員個人の日記が見つかったのは初だという。 http://mainichi.jp/select/news/20130807k0000m040125000c.html 朝鮮近代経済史が専門で、慰安婦問題にも詳しい安秉直(アンビョンジク)ソウル大名誉教授が見つけた。約10年前にソウル近郊の博物館が古書店で日記などの資料を入手。これを安名誉教授が最近精査し分かった。堀和生京大教授と木村幹神戸大教授が、日語訳の作成を進めている。 安名誉教授は「米軍の記録が第4次慰安団を指すのは確実だ。慰安団の存在は、組織的な戦時動員の一環として慰安婦が集められたことを示している」と指摘する。ただ、安名誉教授は、韓国で一般的な「軍や警察による強制連行があった」という意見に対しては、「朝鮮では募

    日本軍慰安所の従業員日記が発見された報道について - 法華狼の日記
  • 「戦前の言論統制も、エロ・グロ・ナンセンス叩きから始まりました」と、「戦前の言論統制も、エロやグロやナンセンスの叩きから始まりました」ではニュアンスが違うということ - 法華狼の日記

    若林宣氏の主張に対して、文脈をとらえそこねた反論ばかり集めているTogetterを見かけて、歴史の忘却ぶりに頭をかかえた。 若林宣氏の「戦前の言論統制はエログロナンセンスから始まったというのは偽史」という主張とそれに対する反論 - Togetter まず発端は森奈津子氏のツイート。自身がエロとナンセンスを多用する表現者らしいポジショントークとして理解はできる。 それに対して若林宣氏は、エログロナンセンスの時期より前から、風俗もふくめてさまざまな言論統制があったと指摘した。 エログロナンセンス以前から性風俗が制約されたと指摘するツイートに対して、大正以前の性関連のとりしまりをもちだしても、そもそも反論として成立しない。 簡単に時系列を確認しておくと、新聞が政府権力の圧力に屈した白虹事件は1918年のこと。 白虹事件(はっこうじけん)とは - コトバンク 1918年『大阪朝日新聞』が政府権力と

    「戦前の言論統制も、エロ・グロ・ナンセンス叩きから始まりました」と、「戦前の言論統制も、エロやグロやナンセンスの叩きから始まりました」ではニュアンスが違うということ - 法華狼の日記
  • 韓国軍トルコ風呂報道と、それに対するハンギョレ新聞の論評その他 - 法華狼の日記

    ベトナム戦争における韓国軍の問題にまつわる米軍公文書が発見されたという報道について、ハンギョレ新聞が論評していた。 週刊文春の「韓国軍トルコ風呂」報道、腹立たしいが反論は困難… : 日•国際 : hankyoreh japan 韓国政府は今後、ベトナム当局との協議を通じてかつての戦争当時に行われたベトナム戦民間人虐殺はもちろん、このような韓国軍専用慰安所の運営・管理に軍当局がどこまで介入したのかなどを明らかにするための調査と後続措置に乗り出さなければならない。 結論としては、上記のように韓国政府に歴史の直視と調査を求める内容だ。 ただし下記のように報道が相殺を意図したものだろうという指摘もしている。 日政府に慰安婦問題の解決をしつこく要求する韓国の努力に“焦点ボカシ”を図る疑いが濃厚な報道ではあるが、政府次元で関連内容を調査し関連内容が事実であることが確認されれば問題解決のための真剣な

    韓国軍トルコ風呂報道と、それに対するハンギョレ新聞の論評その他 - 法華狼の日記
  • 反原発デモで日の丸をかかげるための理屈 - 法華狼の日記

    星条旗の表象する人権とは何か、[twitter:@hokusyu82]氏の下記ツイートに首をかしげた。 紅白の縞は独立当初の州の数。左肩の星は現在の州の数。星条旗はそういう旗だろう。 当初については、まだしも大英帝国から植民地に追いやられた人々の立場を読むことができる。しかし、その後に州を増やしていった経緯は、先住民の存在を思いいたす限り、どうにも擁護の余地はない。もちろん「独立」当初でも、先住民から土地を奪ったという重層的な関係が間違いなくある。ロシア帝国から購入したアラスカ州などの少数を例外として、星条旗は星一つ一つが明らかな簒奪の歴史だ。 由来に諸説はありつつ、初期から自由平等博愛の意味がこめられていた仏三色旗と同列にあつかう気にはなれない。 上記ツイートを見る限り、さすがにhokusyu82氏は私よりずっと学んでいることはわかる。しかし読みかえによって表象が変えられることを認めるな

    反原発デモで日の丸をかかげるための理屈 - 法華狼の日記
    yotayotaahiru
    yotayotaahiru 2011/07/15
    【日の丸にも読みかえられる余地はあると認めてもいいのではないか】←65年以上もろもろ抱えながら実質的に「国旗」としてあり変えることができずに幾多の処分者を出した歴史もまた上書きした読み変え作業は必要では
  • 焼夷弾が空中着火する謎 - 法華狼の日記

    以前に紹介した片渕須直監督コラムは、次の回もオーラルヒストリーと史実との関連性をとりあげていた。ふたたび興味深い部分を引用させてもらう。 WEBアニメスタイル | β運動の岸辺で[片渕須直]第49回 誰だって、1ヶ所くらいは勝ちたい気持ちあるじゃん 絵コンテで背景の場所があいまいになっていたところには、思いつく範囲で実在の場所を描きたかった。沼袋から見える中野方向は家がどれくらい焼けてるのだろうか、と戦災図をなめ回したりもした。ついつい、この辺では水が見えるといいだろうなあ、などと不忍の池のほとりだかを描いてしまったのだが、上がってきた背景では、池が土で埋まって稲が植えてあった。小林七郎さんの添え書きがあって、「不忍の池は戦時中は田んぼになっていました」とあった。やはり、当時のことを直接に知る方にはかなわない。 コラムでくわしく説明されているが、小林七郎氏は1932年生まれのベテラン美術監

    焼夷弾が空中着火する謎 - 法華狼の日記
    yotayotaahiru
    yotayotaahiru 2010/10/17
    都市爆撃で起こった大火災の高温の熱風の中を落ちていく焼夷弾のリボンが発火するのは別に不思議じゃないと思いますが。
  • id:furukatsuは、戦う気がないなら消去するべきである - 法華狼の日記

    端的な感想として。下記の比喩が象徴している。 革命的非モテ同盟跡地 たとえば、ある程度小さい子供を持つ親ならば、隣の家に住む28歳の独身男性労働者のfさん(仮名)が山と積まれたエロゲーやエロマンガ(ロリモノが多い)やエロ同人誌に囲まれて暮らしているということを知ったならば、おそれおののくでしょうし、死んでくれと思うかもしれません。下手すれば、地元のスクールガードの皆様のところに手配書が回って要監視対象にされてしまいます。 ここで、この28歳の独身男性のfさん(仮名)が、必死にエロゲーやエロマンガの芸術性や哲学的な解釈やLOの意見広告*5的なことを述べて申し開きをしたところで、余計にキモいと思われて、マジ死んでくれと思われるに違いありません。正直、fさん(仮名)は生きていて申し訳ない気持ちでいっぱいです。 たしかに、エロゲーをめぐる全体の議論は『レイプレイ』という作品に端を発している。しかし

    id:furukatsuは、戦う気がないなら消去するべきである - 法華狼の日記
    yotayotaahiru
    yotayotaahiru 2009/06/19
    戦後マンガを築いて導き発展させた手塚治虫達が、どれほど表現の規制と戦い、理論武装を重ね、対立する立場と折衝しただろうか。>
  • 『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』を読む - 法華狼の日記

    2008年6月23日初版、創出版から発行された新書サイズの一冊。ドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』をめぐり、様々な映像関係者、報道関係者、知識人が文章を寄せている。 作品への様々な攻撃から自主規制まではもちろん、映画内容の評価、映画配給形態への批判まで、幅広い議論が手堅くまとまっている。 別媒体で発表された情報や指摘が半分をしめており、問題を熱心に追っていた者にとって新味は少ないかもしれないが*1、一読には値すると思うし再読にも耐える。薄い小冊子なので、以下に書いた紹介を読まずとも、興味があれば実際に目を通してほしい。 まず興味深いのが、上映自粛に至った経緯への多角的な指摘。様々な映画人が経験から上映自粛に至った経緯を検証しており、それぞれ単独でも面白いのに、読み合わせることで表現することの困難さや対処法が立体的に描き出される。 最初に、月刊誌『創』編集長の篠田博之が、自粛の経

    『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』を読む - 法華狼の日記
    yotayotaahiru
    yotayotaahiru 2009/06/16
     映画「靖YASUKUNI国」は、キャプションを後付けすることで「国粋」映画にもなりうるようなたんたんとした映像でした。いわば、観る人の心情を移す鏡。だから「右翼」の大物も人によっては感動したんじゃないかな。
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