福島産のタコを買い求める客=宮城県亘理町のスーパーシシド亘理店で2012年7月21日午前10時、高橋秀郎撮影 宮城県亘理町の「スーパーシシド亘理店」(水沼義明店長)で21日、福島県漁連が同県沖で捕獲したミズダコとシライトマキバイ(ツブ貝)の試験販売が始まった。福島第1原発事故後、同県沖の魚介類が県外に出荷されたのは初めて。週明けには仙台市中央卸売市場でも取引される。 県漁連が試験操業でタコかご漁により捕獲。生鮮品とゆでた加工品の状態で放射性物質の検査を行い、いずれも不検出(検出限界値は1キロ当たり5〜7ベクレル)だった。県漁連は「地元での試験販売で好評を得たので、県外で消費者の反応を確かめたい」と出荷した。 同店は計約100キロを仕入れた。朝から「完全検査済みの安心・安全なタコです」の看板を掲げた鮮魚コーナーに並べ、客が買い求めた。価格は、ミズダコの足が100グラム当たり138円、ツブ貝が