お笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷さん(左)と松本キックさん=山本和生撮影 【広部憲太郎】「か・が・やで〜す」。ハイテンションの決めぜりふでブレークしたハウス加賀谷さんが突然、表舞台から消えたのは14年前。統合失調症と闘い、4年前に復帰した。今月7日、相方の松本キックさんと闘病記を出版した。 「加賀谷は臭い」。そんな幻聴に中学時代から苦しむが、お笑いに憧れ、17歳で芸能事務所へ。同期の松本さんは病を知っても「この世界で変わった人間はむしろ有利。面白ければ、それでいい」。 テレビ番組「ボキャブラ天国」で人気を得たが、多忙が加賀谷さんを蝕(むしば)む。幻覚が見え、自殺未遂。1999年、仕事が困難になり、松本さんから言われた。「5年でも10年でもゆっくり休め」 続きを読む関連記事(ひと)ハウス加賀谷さん、松本キックさん 統合失調症の闘病記を出したお笑いコンビ「松本ハウス」8/17〈W