兵庫県立大学のシミュレーション学研究科。左手には理化学研究所の京コンピュータが、右手奥には甲南大学がある。ここは神戸市の人工島・ポートアイランドにある、大学や研究機関の密集した場所なのだ。兵庫県立大学には、「シミュレーションを使っておもしろいことをしてやろう」 という人材が集まっていた。 僕は、自分にときたま訪れるチャンスを積極的につかまえるように生きている。研究に対する使命感は強いし、ライフワークとして取り組みたいテーマはしっかり持ってるんだけど、それを実現する場所や自分の肩書きに固定された理想像みたいなものはなく、偶然あらわれた機会に飛びつくことが多い気がしている。自分としては、刻々と変化する状況下で臨機応変さと未来に向けての嗅覚を発揮して自分の環境を開拓することもサバイバル能力であり、エクスプローラー感覚であると思っている。 これまで書いてきたように、僕は大学からアメリカに留学し、博
『放射能が怖くてきのこを食べないのは健康リスクにつながります』 「汚染きのこを食べるより車の運転のほうが危険」という専門家。耳を疑う言葉が飛び交う会が福島であった。放射能の危険を除去するのもそこそこに安全性を住民に訴える。国や東電は、安心できる生活を取り戻したい福島の人々の気持ちをどこまで踏みにじるのか。 「がんよりも心配なのは、骨。骨を強くする三大要因は、食べ物・運動・日光です。放射線を避けようとすると、これら3つをすべて避けることになります。すると死亡率は1.8倍に。放射線を避けるより、高いリスクを呼び込んでしまうんです」(福島県相馬市の相馬中央病院・越智小枝氏) 「福島の我々には、放射性物質の摂取制限なんてものは取り下げて、好きなものを食べさせて」(放射能健康相談員・半谷輝己氏) こんな冗談みたいな発言が「専門家」たちから飛び出し、しまいには参加者からも、「いろんな添加物のほうが危な
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