こんにちは、食と農業問題担当の関根です。 前回に続いて、愛媛県今治市での有機・地産地消の給食と地域づくりについて、今治市玉川支所長、安井さんのインタビューをお送りします。 輸入農産物に負けないためには「有機農業と地域のつながり」が大事という安井さん。詳しく聞いてみましょう。 【有機・無農薬の将来性】 グリーンピース:日本では7割以上の人が国産は安全だと感じているそうです。ネオニコチノイド系農薬の残留基準はEUと比べると日本がずっと高いですが。 安井さん:.国産ならなんでも安全という科学的根拠は残念ながらどこにもありません。外国産の有機農産物が比較的安く輸入されるようになったら、対抗できる国産は有機農産物しかない。有機同士ならば新鮮さの勝負ですから、国産なら絶対に勝てます。 外国産は作るまでは有機でも、輸送の間に燻煙剤をかけられてきますから。新鮮で、ポストハーベスト*農薬もなく、しかも、地産