IMF サーベイ 世界経済見通し研究 世界の不均衡:フローは縮小、ストックは拡大 Aqib Aslam、 Samya Beidas-Strom、Marco Terrones、Juan Yépez 2014 年 9 月 30 日 世界のフローの不均衡は、主に需要の減少により縮小 世界のストックインバランスは拡大、一部の国や地域は引き続き脆弱 世界レベルでの需要のリバランスが、今後も政策優先課題 国際通貨基金(IMF)が発表した最新の「世界経済見通し」によると、世界の経常 収支-「フロー」-の不均衡は縮小したが、純債権者ポジション・純債務者ポジシ ョン-ストックインバランス-は一段と拡大した。 フローの不均衡は、ピーク時の 2006 年の水準から大きく縮小(チャート、パネル上 参照)、その集中度も減り、システミックな赤字や黒字の規模も減少した。結果、 こうした不均衡をめぐる懸念も減
【ワシントン=高田寛、五十嵐大介】国際通貨基金(IMF)の主な国や地域が、国際的な通貨や金融システムなどについて話し合う、国際通貨金融委員会(IMFC)が12日、米ワシントンで開かれた。IMFCは、日本に構造改革を求める内容を盛り込んだ声明を採択して閉幕した。 共同声明では、世界経済の現状について、「回復は継続している」としながらも、「新たなリスクが出現している」と指摘。その一つとして、「多くの新興国で成長は緩やかになっている」ことを挙げた。 米国の債務上限問題については、主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明と同様に、「米国は短期的な財政の不確実性に対処するために緊急の行動をとる必要がある」と求めた。日本に対しても、「中期的な財政健全化と成長を活性化させるための構造改革を実施すべきだ」と要請した。 2010年に決めた新興国の発言権を強くするIMF改革については、
10月10日、IMFは、金融安定報告を発表。欧州政策当局者に対し、金融・財政面でユーロ圏の統合を深化させ、国際金融システムにおける早急な信頼回復を促した。写真は9日、都内で撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai) [東京 10日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は10日、金融安定報告(GFSR)を発表。欧州政策当局者に対し、金融・財政面でユーロ圏の統合を深化させ、国際金融システムにおける早急な信頼回復を促した。
【山川一基】国際通貨基金(IMF)は10日に発表した世界金融安定報告で、日本の金融システムについて「政府の債務問題が最大の懸念だ」と指摘した。日本国債の多くを日本の金融機関が持っているため、実質的に政府と銀行が「運命共同体」になっている状況に警鐘をならした。 日本国債は今のところ極めて安心な資産として、2008年の金融危機以降、とくに日本の金融機関が主な買い手となっている。このため、もし日本の国債市場が悪化した場合、金融機関の資産内容も悪くなり、金融システムが不安定になりかねない。IMFは「とくに中小金融機関はそのリスクをもっと考慮すべきだ」とした。 また、欧州危機の結果、比較的安全とみられる円が買われ、歴史的な円高水準になっていると指摘。「日本の輸出や生産に悪影響を与えている」と述べた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員
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