パンケーキが流行っている。アメリカ本土やハワイ、オーストラリアの人気店が続々と日本に進出、店の前には連日大行列ができている。しかし、パンケーキをよく食べるのはこうした国々だけではない。東欧からアジアにまたがる大国ロシア(ロシア連邦)でも、実はパンケーキは“国民食”といっていい食べ物らしいのだ。 そこで、“新しい”パンケーキと出会うために、東京・錦糸町のロシア料理レストラン「スカズカ」を訪れた。日本に来て10年になるというロシア人ユリア・モレワさんが、女性パートナーと共に4年半前にオープンした店だ。お店のコンセプトはロシアの“おばあちゃんの家”。「子どもの頃、夏休みになると訪れた自分の祖父母の家のようなお店を出したくて」とユリアさん。料理も、彼女やお店の人たちのおばあさんやお母さんの手作り料理を再現したものだという。 そして、その“おばあちゃんの家”のメニューにあるのが、ロシア版パンケーキ「