過去4回にわたって睡眠時間の長短に関わる3つの要因のうち、遺伝要因(必要睡眠量)と環境要因(生活習慣)について解説してきた。第3の要因“眠気に打ち克つ力”に入る前に、今回は少し寄り道をして快眠につながる生活習慣として広く知られている入浴の効能とそのメカニズムについてご紹介したい。 お風呂好きと言えば『テルマエ・ロマエ』のルシウスが旬だが、お風呂で快眠と言えばパッと頭に浮かぶ人物がある。さいとう・たかをの名作『サバイバル』の主人公サトルである。大震災をなんとか生き延び、放浪の末に辿り着いたある廃屋の中に温泉が湧き出ているのを見つけて大喜び。久しぶりの風呂を堪能したサトルであったが、湯温が高くのぼせてしまいそのまま睡魔に駆られてバタンキュー。蒸し暑い夜であったが泥のように眠りこけたのであった。 サトルに限らず、熱い風呂に入って一汗かいた後にスーッと眠気が差してまどろんだという経験をお持ちの方も
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く