たかが缶詰とあなどるなかれ。東日本大震災以降、電気いらずで長期保存ができると見直され、一流料理人も優れた食材として注目している。缶詰を棚の奥にカンヅメにしていてはもったいない。災害時に生かすためにも、ふだんから缶詰に慣れ親しんでおこう。 ■備蓄は好みのものを 東京都港区の日本料理の名店「分(わけ)とく山(やま)」の野崎洋光総料理長は、缶詰の質のよさ、おいしさに注目する。様々な缶詰を研究し、6月に「野崎洋光のたのしい缶詰レシピ 魚介類編」(東洋経済新報社)を出版した。「魚や野菜の一番おいしい時期の新鮮なものを加工しているので、旬が詰まっている」 震災以降、缶詰が注目されている。日本缶詰協会(東京都)によると、昨年、東京や大阪など都市部に住む20~69歳の男女1038人を対象にインターネット調査をしたところ、震災前は、びん詰めも合わせ、缶詰の備蓄率は35%だったが、震災後は41%にまで上がった
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