これで収穫作業は楽々――。福井県あわら市のサツマイモ農場で、収穫作業の負担を軽くする農業用電動アシストスーツの実証試験があった。装着した作業員がブランド芋「とみつ金時」を詰めた約30キロのコンテナを軽々と持ち上げては、軽トラックに積んだ。 電動スーツは重さ約8キロで、センサーが体の動きを感知して上半身や足の動きをサポートする仕組みだ。重い荷物を持ち上げる際に約15キロの力で太ももなどを押し、腰の回転も助けてトラックの荷台に積み込む作業を楽にする。 このスーツは、パナソニックの社内ベンチャー企業「アクティブリンク」(奈良市)と福井県内の2農業生産法人が設立した「福井アグリアシスト」(福井県越前市)が開発を進めている。4月に農林水産省の「先端モデル農業確立実証事業」に選ばれ、来年度中の販売を目指す。 スーツを試着して作業した吉村… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいた