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国立特殊教育総合研究所分室一般研究報告書 平成 16 年 3 月 -35- 児 童 用 A Q (日 本 語 版 )の 作 成 と 標 準 化 に つ い て 若 林 明 雄 東 條 吉 邦 (千葉大学) (国立特殊教育総合研究所) は じ め に 近年、 「自閉症スペクトラム(連続体) 」仮説という考え方が議論されているが (Baron-Cohen, 1995; Frith, 1991; Wing, 1981)、この仮説では、自閉症とアスペルガー症候群は社会的・コミュニケーション 障害の連続体(スペクトラム)上にあり、アスペルガー症候群は自閉症と健常者の中間的存在であると されている。この仮説では、自閉性障害者と一般健常者は自閉症スペクトラム上での連続性が仮定され ることから、自閉性障害の診断をカテゴリー的診断から量的診断へと転換することになるとともに、自 閉性障害のアナログ研究も可能に
認知症は進行性の脳疾患ですが、まだ症状が軽いうちに治療に専念することができれば、病気の悪化を遅らせる(緩和)ことは可能だと言われています。 つまり、いかに認知症であるということを早期に発見することができるかが重要だということです。 しかし、認知症の中核症状や周辺症状の中には、一見すると他の病気(うつ病、統合失調症…等)と似たような言動や行動を示す患者も少なくないため、初期段階にあると見逃されてしまったり、あるいは他の病気と誤診してしまうこともあってか、認知症であるということの発見が遅れてしまいがちです。 そのため、医療機関で認知症の有無を診断する際には、様々な検査が行われますが、その検査方法のひとつがNMスケール(正式名称:N式老年者用精神状態尺度)と呼ばれるものです。 認知症の疑いがある被験者に対して、実際の医療現場で広く使われている簡便な検査方法のひとつに「長谷川式簡易知能評価スケール
長谷川式認知症スケール こちらのチェックシートは、医療機関で認知症の診断に広く用いられている「長谷川式認知症スケール」です。 >>【医師監修】5分でできる認知機能の簡単セルフチェック(無料)はコチラ 長谷川式認知症スケールは、精神科医の長谷川和夫先生によって開発されました。限られた時間と限られたスペースで、医師が効率的かつ公平に認知機能の低下を診断するために1974年に開発され、1991年に一部改定を経て今に至るまで利用されています。 30点満点で、20点以下だった場合、認知症の疑いが高いと言われますが、この診断結果はあくまでも参考です。 このテストの点数が悪かったからといって、「認知症」と診断されるものではありません。 気になる場合は、病院に行って検査・診断をおすすめします。 (2020年5月28日) 長谷川式認知症スケール
WAIS-R成人知能検査 ◇ アセスメントと使用する神経心理学検査 一般に、臨床家は自分の経験に基づいて患者の観察を行い、その結果を重要な情報と考える。その観察を補う形で臨床的検査が実施される。目の前の患者の徹底的な観察からアセスメントが始まることは、神経心理学的評価においても同様である。注意を要することは、「臨床家が重要であると考える患者の行動上の側面」と「臨床的検査が捉えようとする側面」の一致点なり相違点が意識されることである。臨床家の観察はその臨床家のもつ理論に仮定されている。検査はその目的により検査項目の内容(独立変数)や反応の測定(従属変数)が異なるが、それらの変数も検査の背景となる理論上の過程から演繹されている。観察事項と検査内容の一致・不一致を知らなければ、例え知能検査といえども検査結果の信頼性が保証されない。適切な検査を選択するためにそれぞれ課題や難易度の異なる検査の特性を
認知症は進行性の脳疾患なので、時間とともにどんどん悪化していきます。 近い将来、認知症に有効な治療薬が開発されるのではないかという明るい話も少なからず耳にしますが、仮にそのような新薬が完成したとしても、重度患者に対しては、あまり効果が期待できないとする見方が強いようです。 また、現時点において認知症患者に投与されている薬自体も、症状の重さに比例して、その抑制(緩和)効果は薄くなるというのが実情のようです。 つまり、認知症はいかに早期発見、早期治療に臨めるかが重要であり、認知症ケアに力を入れている医療機関では、様々な検査を行い病気を見逃さないよう注意を払っていますが、MMSEも認知症の疑いがある被験者のために開発された検査方法のひとつです。 MMSEとは、Mini Mental State Examination(ミニメンタルステート検査)の略で、米国のフォルスタイン夫妻が1975年に考案し
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