菅義偉官房長官は14日午後の記者会見で、福島県南相馬市の水田が福島第一原発のがれき撤去作業で飛散した放射性物質で汚染された可能性がある問題で、「米の出荷時に全部の袋の検査を実施している。基準値を超過する食糧が万が一あったとしても、市場に流通しない」と述べた。 汚染の可能性を国や東電が公表していなかったことについては「要因については不明であり、今後調査を行う旨を説明したと聞いている」と説明。東電が近く、高線量のがれきが残る1号機の建屋で解体作業をすることについては「原子力規制庁が東電に対し、追加的な飛散防止措置や飛散状況の監視態勢の強化を4月に求めている」と話した。