北田暁大は「広告都市・東京─その誕生と死」の中で、90年代半ば以降のメディア・コミュニケーション環境の変化によって、人々の意識は、「見られているかもしれない不安」から「見られていないかもしれない不安」へ偏移したのではないかと指摘した。 「見られていないかもしれない不安」。この屈折した自己表現、自己表出。 決して「見られたい」わけでもない。注目されたいわけではない。でも、誰かに見てもらいたい。誰にも見られていないということが不安を駆り立てる。 ブログやtwitterやmixiの日記やらといったものは、全部「見られていないかもしれない不安」を紛らわすためのものなのだろうと思う。 なぜ、「独り言」をわざわざ、人に見える場に公開するのか? たとえ、mixiで友だち限定にしていても、twitterでプライベートメッセージにしていても、誰かに見てもらうために人が呟いたり、日記を書いたりしているには違い
先日の「経済に関して一般人が陥りやすい4つのバイアス」を、bewaadさんが採り上げてくれた。 BI@K accelerated - 山形浩生さんや望月衛さんがこのページに目を留めていただくことを祈りつつ。 http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20080325/p1 <これは何とも面白そうな本で、かつ今の日本においてもっとも読まれるべき本のひとつと言えるではありませんか! 雇用維持バイアスは、ちょっと換骨奪胎になってしまうと自覚しつつも物作りへの執着を、反外国バイアスは食料自給率を高めようとの傾向を、悲観バイアスはデフレ、増税そして構造改革への期待(構造改革は現状がダメだとの評価の裏返し)を、反市場バイアスは市場の失敗の論証を欠くミクロ介入指向を、それぞれ説明可能な有力な仮説であるように思われます>。 たしかに、4つのバイアスはこのような日本の具体例にあてはめてみると
Forbesにて便利そうなツールが公開されていました。いわゆる組織図をウェブ上で作成、編集できるツールです。 しかも著名企業の組織図はすでにいくつかアップされています。これを見ながらつくってもいいですし、そもそも企業の体制を知ることは勉強になりますよね。 詳しい使い方は以下をどうぞ。 ↑ まずは組織図を新規作成。組織名と業界を入力します。 ↑ 初期作成画面はこちら。Google Mapのようなインタフェース上で人を入れ込んでいきます。 ↑ 一応つくってみたのはこちら。基本はドラッグ&ドロップで自由に作っていくことができます。作った組織図は保存もできますよ。 ↑ 著名企業の組織図も見ることができます。こちらはGoogle。 なお、有名企業の組織図を見られるツールといえば「They Rule」もありますね。こちらのほうがちょっとおしゃれですね。かなり古いサイトなのでデータが古いかもしれませんが
今朝の日経本紙一面トップにあった『松下、3万人に在宅勤務』という記事について。 (関連記事 http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070328AT1D2705Z27032007.html) 一面トップにするほどの記事なのか?と一瞬思いましたが、松下電器がやるというところにその価値があるのでしょう。さらに、3万人が対象という "国内最大規模" でもありますし。 記事でも紹介されていましたが、私が以前勤めていた IBM では「eワーク」なる制度があって、ごく当たり前に利用されています。ちょっと話がしたいと思って同僚に電話をすると「今日は eワークなので会社に来てません」という回答が返ってくることもしばしば。各社員の業務においてパソコンやネットワークが当たり前となった時代、このような勤務形態を取り入れることに技術的な障害はまったくないと言っていいでしょう。障
若い社員が退社していく原因はさまざまだ。年功序列の壁に嫌気が指した、成果主義制度に納得がいかない、もっと待遇のいい会社が見つかった、などなどもっともらしい理由から、なんとなく、というものもあるかもしれない。 若い社員を部下に持つ立場の人から言わせれば、「問題は今社員として働いている若手社員」だろう。辞めていってしまった人はしょうがない。しかし、平均30%の影に隠れる潜在的な「退社予備軍」に対してどう対処するかである。 5年前に勤めていた住宅関連会社を辞めたAさんは、大学卒業後すぐにその会社に就職し、3年目に入る時に退職を決意したという。「会社の雰囲気も悪くなかったし、給料も不満はなかった。ただ、営業の現場でがむしゃらに働いて、後は何が残るのかと考えてしまった」 このAさんから出てきた言葉が「成長する実感」だった。営業マンとして成績を上げていくことが成長だとは考えなかったのかと聞くとこんな返
今月号のHBR(ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー)の特集は「組織の『現代病』見えざる経営課題」だが、その特集での巻頭記事「受動攻撃性 変化を拒む組織の病」が面白い! ブーズ・アレン・ハミルトンの調査によると組織は7つに類型化できるということだ。その中で27%を占めて最も多いのがこの「受動攻撃型」という不健全な組織だという。この受動攻撃型組織は、変革を最も受け入れにくい組織とされ、そこには 一見穏やかだが、あらゆる手段を使って公然と組織の方針に断固反対する勢力がいる そしてこのような組織には逸材が定着しないとも書かれている。このような不健全な組織では、 自分のアイデアがなぜ採用されないのか、その理由がわからず、いらだち、数年後には会社を辞めているか、すっかり無気力化する そうだ。なにかこのあたり最近のベストセラー「若者はなぜ3年で辞めるのか?」につながるものも感じるが、確かに努力
株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。 Web2.0時代になったんだし、消費者と向き合う企業はもっと新しい形でマーケティングに利用できる情報を得なければならないと常々考えています。 消費者が常時肌身離さず持っていて、多種多様なログが取れる「ライフログ」ないし「ライフロガー」は、これからの企業が導入を検討すべき情報取得手段の最有力候補だと思います。 KDDIが「ライフログ」の実験を過去にやっていたということを、以前にどこかで読んでいた気がしますが、その後忘れていて、ITmediaのこちらの記事(日常生活をなんでも記録「ライフログ」)で改めてあぁそうだったと認識しました。 すでに技術としては実現可能なところに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く