表題の言葉を聞いたことがない人はいないでしょう。やりなおしができる社会の創出を求めて,第1次安部内閣で盛んにいわれたキーワードです。現在でもこの方針は受け継がれているようであり,「再チャレンジ懇談会」なる機関が設置され,活発な議論が行われている模様です。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sai_challenge/ しかるに,わが国は「再チャレンジ」が難しい社会であるといわれます。新卒時に就職に失敗し,やむなく非正規職に流れた者が,その後正社員に上げてもらえたなんていう話は,そう聞くものではありません。ロスジェネといわれる私の世代からすれば,このことはよく分かります。 でもこれは,単なる印象かもしれません。非正規から正規へと移行を遂げる人間がどれほどいるか。この点に注目して,わが国の「再チャンレンジ」の現実態を統計で可視化してみようと思います。 用いるのは