川幡太一の『CSSにおける文字とフォント』を聞きながら思ったのだが、結局のところ日本は、Unicodeにおける漢字統合に、いまだ納得していないということなのだろう、と、今更ながら思いあたった。すなわち「神」と「神」に、同じ文字コードが割り当てられているのが、我慢ならないのだ。その結果、「U+795E」と「U+FA19」とで分けてみたり、「U+795E U+E0101」と「U+795E U+E0100」とで分けてみたり、何らかの方法で分けたい、ということになってしまっているわけだ。 でも、単に「分けたい」と言ってもJTC1/SC2/WG2は聞いてくれなかったので、JIS X 0213を理由にしてみたり、人名用漢字を理由にしてみたり、旧字による出版印刷を理由にしてみたり、戸籍統一文字を理由にしてみたりしてしまった。その結果「分ける」理由によって、異なるアプローチが起こってしまった。互換漢字とか