【シンガポール=青木伸行】ベトナム政府は25日、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺海域で、中国海軍の艦船がベトナム漁船1隻に発砲し、中国側に強く抗議したことを明らかにした。 ベトナム外務省によると、事件があったのは20日。中国海軍艦船は、漁船を約30分間にわたり追跡した後、警告なしに発砲した。 漁船は積んであった4つのガソリンタンクとともに炎上した。乗組員にけがはなかった。 今月に入りベトナム漁船が中国艦船に追跡されたケースは4件にのぼっているが、発砲を受けたのは今回が初めて。 ベトナム政府はこの事態を重く受け止め、在ベトナム中国大使館を通じ、中国政府に「非常に深刻な事案であり、ベトナムのパラセル諸島の領有権主張と、漁民の生命を脅かすものだ」と強く抗議した。 中国海軍の南海艦隊は南シナ海で遠洋訓練を行っており、23日からスプラトリー(中国名・南沙)諸島で監視活動を開始するなど動きを
スプラトリー諸島(南沙諸島)とパラセル諸島(西沙諸島)をめぐる中国とベトナムの対立はさらに深刻化している。ベトナムの反中感情も高まりを見せているもようで、チャイナドレスを着た女優が批判されるという騒ぎも起きている。 *画像はVIETNAM.NETの報道。 ■ベトナム人に広がる反中感情 2011年6月8日付NOWnewsによると、ベトナムの有名女優・La Thanh Huyen(吕青玄)さんがベトナム人ネットユーザーに批判される事件が起きた。先日、Laさんは中国を訪問。ある外資系企業が主催する国際会議に出席した。その際、花柄のチャイナドレスを着用したが、ネットユーザーからは中国の対立が深まっている時期に着るべきではないと批判された。 先日、記事「中国VSベトナム、サイバー戦争が開戦=政府関係サイトがすでに陥落」で、愛国ハッカー同士の戦いが始まったことを取り上げたが、コアなハッカーのみならず一
ベトナム漁民は依然ベトナムの東海に出漁する。そこはベトナム領海であり権利があるとかれらはいう(6月1日TNN) Tieu Viet Laの家族はQuang Ngai 省 Binh Son地区のChau Thuan Yen 村では金持ちとして知られていた。彼らは長年にわたり沖合での操業を続けてきた。いまや負債を抱えた50歳の漁師は銀行ローン5842米ドルの担保としていた自宅を失った。 La氏は中部ベトナムの漁民であり、ベトナム水域に不法侵入してくる中国漁船によって自身が拘束され、また漁船と装備を押収され貧困に陥った。彼はこの5年間にこのような事態に4回遭遇した。2006年には彼は時化に遭遇しPhu Lam等に避難、その際に中国側がすべての機械、食物、漁獲物などをとりあげた。その一年後には、中国船はHoang Sa島に避難していた際、彼の船の乗組員6人を銃撃、およそ1.5万ドル相当の彼の漁船を
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