加速する民間転用 US―2やXC―2 輸出実現へ官民協力 インドへの売り込みが進行中の新明和工業製の海自US2救難飛行艇(上)と、民間転用が計画されている川崎重工業製の空自XC2次期輸送機 政府の「防衛生産・技術基盤」強化のための諸施策や「武器輸出3原則」の緩和を受け、自衛隊向け装備品の開発・製造を行っている各社では、新型航空機などの「民間転用」に向けた活動を強めている。 海自向けに「US2救難飛行艇」を製造している新明和工業は、同機の民間向け機体「SS3水陸両用飛行艇」のインド輸出に向けた動きを加速させている。 同機の民間転用について、同社はUS2の技術資料を所有する防衛省から機体の製造・販売の認可を得たのに続き、輸出に向けた営業資料の認可を得るため経済産業省との調整に入っている。 さらにインドが水陸両用飛行艇の導入計画を進めていることから、同社は4月1日、社内に専任組織「飛行艇民