当サイトは、自身抑留体験をもつ村山常雄が、10数年にわたり収集してきたシベリア抑留中に現地で無念の死をとげた戦友たちの名簿を、その慰霊と顕彰のために公開するものです。 1945(昭和20)年8月、第2次大戦終結時、満州(中国東北部)、関東州(遼東半島)、北朝鮮、南樺太および千島列島において、敗戦を迎え武装解除された日本軍将兵(一部民間人を含む)60万余が、ソ連の独裁的権力者スターリンの指令により、軍事捕虜としてソ連領、モンゴル領および上記ソ連軍占領地域に抑留され労働を強制された結果、6万名以上の尊い犠牲者を輩出する悲劇をもたらしました。 一般にこの事実は、象徴的な意味において「シベリア抑留」と呼ばれています。しかし、その地理的範囲は単にシベリアのみでなく、広大なソ連領およびその支配地域とモンゴルの全域におよび、わが国史上最大多数の同胞が集団的に拉致され、長期間(大部分は4年以内、最長11年