こういう日は、永田町徒然草を書くのがつらい。アクセスする方としては、昨日の秋葉原の事件について白川がどう考えているか知りたいという気持ちは痛いほど分かる。もちろん私としてもそれなりの考えはある。しかし、事実関係はまだほとんど判らないし、世論は激昂している。この種の事件の法律的問題点は、意外に少ないのである。でも、事件直後にそんなことをいっても世論は冷静に受け止めてくれない。 まず今回の事件の犠牲者に深い悲しみを込めて哀悼の誠を捧げたい。私は秋葉原に滅多に行かないが、私の姪っ子は秋葉原で行政書士の仕事をやっている。彼女が犠牲者になった可能性はあり得る。この事件が渋谷で起こっても少しも不思議でない。そうだったとしたら、私が犠牲者になる可能性はグッと高まる。こういう通り魔的な事件の犠牲者になる可能性は、すべての国民にあるのである。だから“深い悲しみを込め”て哀悼の意を表したいのである。 いまの時