コロンビア西部エルディアマンテにある「コロンビア革命軍(FARC)」のキャンプで、大画面で放映された和平協定調印式典の様子を見守ったFARCメンバーら(2016年9月26日撮影)。(c)AFP/RAUL ARBOLEDA 【9月30日 AFP】南米コロンビアに住むミリアム・バネガスさんは10年間、実の息子に会うことができなかった。同国の左翼ゲリラ組織「コロンビア革命軍(FARC)」が山中に連れ去ってしまったからだ。しかし26日、FARCと政府が和平協定に署名したことで、息子を取り戻すことができた。 ■和平と共に帰ってきた息子 この歴史的な和平協定の承認に向けてFARCが準備を進めていたころ、バネガスさんはFARCが開いた会議で撮影された動画の中に自分の息子、パブロ・エステバンさんが写っているのを見つけた。バネガスさんは「息子は13歳の時にいなくなった。FARCに誘拐された。これまで必死の思