南スーダン東部ピボルの学校で、農作業のクラスに参加する元子ども兵士(2018年6月6日撮影)。(c)AFP PHOTO / Stefanie Glinski 【9月15日 AFP】ババ・ジョン(Baba John)さん(15)は11歳の時、部族の民兵組織に加わった。組織から逃げ出すはるか前から、自分が殺した人の数を数えるのをやめていた。 「人々を撃った。みんながそうしていた」と、ババ・ジョンさんは言う。「銃を渡され、撃ち方や、狙い方を教えられた。何人撃ったかは覚えていないけど、大勢だったのは確かだ」 ババ・ジョンさんが殺りくに身を投じるようになったのは、生きるか死ぬかの決断を迫られたことがきっかけだった。コブラ派(Cobra Faction)として知られる南スーダンの武力勢力が、首都ジュバ(Juba)から北に400キロほど離れたピボル(Pibor)近郊にあるババ・ジョンさんの村を襲ったのだ