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ブックマーク / blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance (7)

  • 北朝鮮情勢:意図せざる不注意な戦争を避けるために : 海国防衛ジャーナル

    北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって我が国周辺の危機レベルが上がっていると見る雰囲気があります。現時点で米海軍の展開にそこまでの緊急性は見られず、今すぐに戦争が起きるという状況ではありません。北朝鮮が対米核抑止態勢を追及する限り、日米韓に対する軍事的脅威が増大し続けるのは間違いありませんが、それがすなわち"危機"を押し上げるわけでもないので、ここに来て突然戦争の兆候が高まったかのような見方にはやや違和感があります。 しかしながら、「戦争が起きるなんてありえない」とタカを括るのも危ない考えです。確かに、世界大戦規模のものを想像するなら、めったに発生するものではないでしょう。しかし、19世紀、20世紀と比べてみても、2001年以降の約10年で戦争が減っているわけではないんですよね。大規模なものだけでもアフガニスタン、イラク、ダルフール、東ティモール、イスラエルとパレスチナ・レバノン、グルジア、リ

    北朝鮮情勢:意図せざる不注意な戦争を避けるために : 海国防衛ジャーナル
  • 教訓が盛りだくさんのフォークランド紛争 : 海国防衛ジャーナル

    あけましておめでとうございます。 我が国の新しい防衛大綱や中国のステルス戦闘機(J-20?)、はたまたゲーツ米国防長官の防衛費削減計画の発表についてなど新年早々安全保障に関するニュースが多い中、英海軍が国防費削減に伴い売りに出している軽空母「インビンシブル」の競売に華人実業家が参加した、という記事が目にとまりました。 「インビンシブル」といえば連想するのがフォークランド紛争ですが、このフォークランド紛争は多くの戦訓を世界の軍隊にもたらした事例として有名です。「離島防衛」や「動的防衛力」などがキーワードになっている我が国の安全保障状況を考えれば、この紛争はもっと広く一般に知られていてもいいかな、と思います。当ブログでは取り上げたことがありませんし、思い立ったが吉日、というわけで、2011年最初のエントリはフォークランド紛争です。 フォークランド紛争(1982年3月19日〜1982年6月14日

    教訓が盛りだくさんのフォークランド紛争 : 海国防衛ジャーナル
  • 北朝鮮:4度目の核実験 〜整備されていく北朝鮮の核戦力〜 : 海国防衛ジャーナル

    メモ代わりの更新です。 北朝鮮、4回目の核実験「初の水爆実験」と発表(2016/1/6 産経新聞) 2006、2009、2013年に続き、4度目の核実験です。 いうまでもなく、安保理決議1718、1874、2087、2094に対する違反となります。今後、新たな措置がとられることと思われますが、すでに何度も安保理決議を無視した行動を取り、NPT加盟国でもない北朝鮮にとって、さらなる制裁にどれほどの意味があるのでしょうね。 初の水爆実験か 北朝鮮発表では「初の水爆実験」とのことですが、今のところ国内外の専門機関や専門家は総じて懐疑的なようです。 ブースト型核分裂弾か 水爆にしては爆発規模が小さ過ぎることから、ブースト型核分裂弾の実験ではないか、という見方があります。 ブースト型核分裂弾(時事通信) 重水素と三重水素を中心部に詰め、爆縮によって小規模な核融合を起こして中性子を発生させ、効率的な核

    北朝鮮:4度目の核実験 〜整備されていく北朝鮮の核戦力〜 : 海国防衛ジャーナル
  • 専守防衛:現代の籠城戦略が成り立つヒミツ : 海国防衛ジャーナル

    今日は「籠城(ろうじょう)」を題材に話をしてみたいと思います。 現在放送中の大河ドラマ『軍師官兵衛』では、上月城、有岡城、三木城、さらには備中高松城などを舞台に数々の籠城戦が展開します。戦国時代だけでなく、建武の新政の頃には楠木正成の名を知らしめた千早城の戦いがあり、西南戦争では熊城に籠った新政府の鎮台が鹿児島士族と戦いました。時代を経ても籠城戦のケースは無くなるどころか、あさま山荘事件で脚光を浴びたり、いまだに強盗が銀行に立て籠もって新聞に籠城の文字が踊ったりしますね。古今東西を問わず、籠城という手法自体は珍しいものではないんです。 籠城して勝てるのか? 戦争であれ外交であれ、戦いの究極目的は「こちらの意志を敵に強要する」ことです*1。敵兵を殺したり、敵部隊を全滅させたりするのは、あくまでも勝利を得るための手段でしかありません。敵兵を1人も傷つけることなく勝つこともあれば、戦場の敵を全

    専守防衛:現代の籠城戦略が成り立つヒミツ : 海国防衛ジャーナル
    El_Fire
    El_Fire 2014/06/16
  • 国際政治はキレイゴトで動いている : 海国防衛ジャーナル

    「正しい」はひとつじゃない国際政治では、常識や正義が国の数だけある、などと言われたりもしますが、極論すれば人の数だけあるのかもしれません。 これが正しい、あたりまえだと決めつけることほど国際政治で危険なことはない。(中略)国際政治では、答えがひとつに定まらないのがむしろ普通のことだ。それぞれの正義を争うその空間の中で「正しい答え」に飛びついてしまえば、自分が正しいと思う考え方、価値観、あるいは偏見によって現実に裁断を下してしまう可能性がある。 自分や自分のコミュニティ内だけでしか通用しない正義や論理で、他人や他のコミュニティを否定してしまうことってありませんか?私も日頃から気を付けていますが、ついついそういう思考が顔を出します。しかも、その手の正義や常識は、他人を否定するだけでなく、自分の選択肢をも無意識に縛ってしまうことがあります。 かといって、選択肢は無限である、というのも非現実的な話

    国際政治はキレイゴトで動いている : 海国防衛ジャーナル
  • 戦争がなくならない理由 : 海国防衛ジャーナル

    ウクライナにおける危機の発生は、戦争なんてめったなことでは起こらない、とタカをくくっていると危ないんだな、と改めて確認させられますね。確かに、世界大戦規模のものを想像するなら、めったに発生するものではないでしょう。しかし、19世紀、20世紀と比べてみても、2001年以降の約10年で戦争が減っているわけではないんです。大規模なものだけでもアフガニスタン、イラク、ダルフール、東ティモール、イスラエルとパレスチナ・レバノン、グルジア、リビア、シリアなどで戦争が起きています。むしろこのペースで行くと、「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀よりも戦争の数だけ見れば21世紀の方が上回るかもしれません(2度の世界大戦を経験した20世紀と単純比較はできませんが)。 数え切れないほどの戦禍を経験しておいて、なぜいまだに戦争がなくならないのでしょうか。理由のひとつは、戦争が起きる「動機」が昔からほとんど変わっていな

    戦争がなくならない理由 : 海国防衛ジャーナル
  • 中国こそ戦後国際秩序に挑戦する国家である : 海国防衛ジャーナル

    鳩山由紀夫元首相が相変わらず友愛精神を振りまいておられますね。 中国政府は、同諸島が日清戦争末期に日に奪われたとの立場から、「日が清国人から盗取した一切の地域を中華民国に返還する」とのカイロ宣言を領有権主張の根拠としている。鳩山氏は、「カイロ宣言の中に尖閣が入るという解釈は、中国から見れば当然成り立つ話だ」と述べ、中国政府の言い分に理解を示した。 カイロ宣言の該当部を読むと、 It is their purpose that Japan shall be stripped of all the islands in the Pacific which she has seized or occupied since the beginning of the first World War in 1914, and that all the territories Japan has s

    中国こそ戦後国際秩序に挑戦する国家である : 海国防衛ジャーナル
    El_Fire
    El_Fire 2013/06/29
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