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ブックマーク / kokoro.squares.net (8)

  • 【3717】病識についてと、精神病患者が精神科医になることについて | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 20代女性です。 伺いたいことが2つあります。 まず一つ目は、自分の病識についてです。私は現在ADHD双極性障害を治療中であり、ストラテラと炭酸リチウムとロゼレムを服薬しています。 双極性障害発達障害も、実際はただの私の性格の問題のような気がします。昨年の5月、最初に大学の校医の先生と面談したときは抑うつ状態で、自傷行為を繰り返したり授業に出られず家に引きこもったりしていました。自殺の計画を立てたりもしていました。この時に発達障害を指摘され、知能検査や診察を幾度か行いました。最初の面談から2ヶ月ほどして元気になると過度の飲酒や性的逸脱行為を繰り返し躁状態と思われる様になりました。ここで双極性障害の診断がつきました。そして炭酸リチウムを飲み始め、うつ状態と躁状態を繰り返しましたが今ではかなり気分の波が小さくなっているように感じています。うつ状態のときは過眠がひどく、目が覚めても外に

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    El_Fire 2018/08/11
    “それは相当なストレスになることは認識しておく必要があります。”
  • 【1899】2010年のnature誌に、非定型抗精神病薬は古くからの抗精神病薬と効果も副作用も差がないという研究結果が出ていましたが本当でしょうか

    精神科Q&A 【1899】2010年のnature誌に、非定型抗精神病薬は古くからの抗精神病薬と効果も副作用も差がないという研究結果が出ていましたが当でしょうか Q: 60代男性です。息子が統合失調症で入院し、3ヶ月を過ぎましたが、病識や親や友人への妄想的思いなどの点で回復が思わしくありません。今日は先生に抗精神病薬に関する質問をさせていただきます。 英国の科学雑誌Natureの2010年11月11日号でCombating schizophreniaという特集が組まれており、記事や論文がいくつか載っています。その中の”The Drug Deadlock”という解説記事によると、米国で2005年までの4年間にわたって大規模な臨床試験が行われ、いわゆる非定型抗精神病薬と第一世代に属するペルフェナジン(PZC)の間に、効果の点でも副作用の点でも差が認められないという、驚くべき結果が得られた、と

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    El_Fire 2018/02/20
  • 佐世保事件、ジョーカー、タラソフ原則 | Dr林のこころと脳の相談室

    佐世保事件とは2014年7月26日、長崎県佐世保市で発生した、女子高校生が同級生を殺害し、首を切断するなどした事件である。 ジョーカーとは2012年7月20日、米国コロラド州で発生した、映画館での銃乱射事件である。12人が死亡した。犯人(ジェームズ・ホームズ、24歳男性)は、自分は映画「バットマン」に登場する悪役のジョーカーであると語った。 タラソフ原則とは、この二つの事件を結ぶキーワードである。これについては文中で説明する。 1 佐世保事件の1ヶ月と少し前の6月10日、この事件の被疑者を診察した精神科医が、県に対し「この女子高校生は人を殺しかねない」と電話で通報したことが報道されている。 大事件が発生したとき、それは未然に防げなかったのか? という議論が巻き起こるのは当然かつ健全である。だから事前にサインがあったとか、通報があったとかいうことが、事後になって話題にされるのもまた当然かつ

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    El_Fire 2018/02/20
  • 【0394】うつ病の電気けいれん療法について

    精神科Q&A 【0394】うつ病の電気けいれん療法について Q:  以前、新聞で電気けいれん療法は副作用もあり危険なので、欧米では行われておらず、日でしか行われていないと、書いてあるのを読んだのですが、当でしょうか。 また、どこかの病院では患者にも教えず、乱暴に行われているとも書いてありましたが、当のところどうなのでしょうか。 林: 1. 電気けいれん療法は、世界の多くの国で行われています。うつ病には極めて有効で安全な治療法として広く認められています。特に薬の効果が乏しい難治性のうつ病には、もっとも有望な治療法です。あなたのお読みになった記事の内容はウソです。 日での施行頻度はむしろ少なすぎるくらいです。電気けいれん療法には根強い偏見があり、どうしてもこの治療法を悪者にしたい人々も存在することは、【0086】や擬態うつ病にも書いた通りです。偏見があると、施行しにくい状況が生まれます

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    El_Fire 2018/02/20
  • 【0086】ある都立病院の電気けいれん療法

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    El_Fire 2018/02/20
  • 【0086】ある都立病院の電気けいれん療法

    精神科Q&A 【0086】ある都立病院の電気けいれん療法 Q: 新聞の一面で、都立松沢病院で野蛮な電気けいれん療法をよくやっているという記事を読みました。今の時代に、なぜそんなことが行われているのでしょうか。 林: 電気けいれん療法は誤解されることが多い治療法ですが、緊張型の統合失調症(精神分裂病)や難治性のうつ病に対しては有効な治療であるというのが常識です。実際の方法としては、けいれんを起こさせる方法と、薬を併用してけいれんを起こさせない方法があり、いずれがいいかは、患者さんの状態によって決められるべきことです。この新聞記事は、けいれんを起こさせる方法は悪い方法であるという論調で書かれていましたが、それは大きな誤りです。これを書いた記者は、全くの勉強不足か、あるいは精神医療に対する悪意を持っていることが推測されます。 患者さん自身が電気けいれん療法を好まない場合、それがたとえ誤解や偏見に

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    El_Fire 2018/02/20
  • 金閣寺 | Dr林のこころと脳の相談室

    1 ふと思い立って、三島由紀夫の『金閣寺』の英訳を読んでみた。 Yukio Mishima: The temple of the Golden Pavilion Translated by Ivan Morris Vintage Books  New York  1959 冒頭の有名な一行目は次のように始まっている。 p.3 Ever since my childhood, Father had often spoken to me about the Golden Temple. 見事な訳文だ。対応する三島の原文はこうだ。(新潮文庫 金閣寺 p.5。以下、『金閣寺』原文はこのから引用する) 幼時から父は、私によく、金閣のことを語った。 原文の語順をいかにして維持するかが、翻訳という仕事における重要な課題の一つである。と少なくとも私は思っている。なぜなら、人間が文章を読むとき、ひとつひ

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    El_Fire 2018/02/20
  • 拡大自殺としてのドイツ機墜落事件 | Dr林のこころと脳の相談室

    1 2015年3月24日、ジャーマンウィングス9525便が仏南東部のアルプス山中に墜落し、乗客乗員150名が亡くなられた。 事故後まもなく、この飛行機の副操縦士アンドレアス・ルビッツが、故意に墜落させたこと、そしてルビッツ副操縦士は精神疾患で治療を受けていたことが相次いで明らかになった。その精神疾患とは何であったか、様々な病名が報道されている。 稿「拡大自殺としてのドイツ機墜落事件」は2015.4.8.に書いている。まだ情報の一部しか明らかにされていない。だがその一部の情報だけからも、ルビッツ副操縦士が内因性の精神障害に罹患していたことは明らかである。現代の診断基準にある病名をつけるとすれば、双極性障害統合失調症、統合失調感情障害、精神病症状を伴ううつ病 のいずれかである(注1)。 2 稿のタイトルにある「拡大自殺」とは、自殺に際して、他の人を巻き込むことを指し、形としては「心中」と

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    El_Fire 2018/02/20
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