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ブックマーク / psychodoc.eek.jp (4)

  • 黄色い救急車研究所

    私が小学生だったころのこと、私たちの間には「黄色い救急車」の噂が広まっていました。 「頭のおかしい人は黄色い救急車が迎えに来て、鉄格子のはまった病院に連れて行かれる」という噂です。 生まれ育った地方によっては、「緑色の救急車」なら知ってるよ、という人もいるかもしれないし、「青い救急車」として覚えている人もいるかもしれません。 なかには、噂ではなく事実だと思っていた人もいるのではないでしょうか? 今思えばどう考えてもそんな派手な車で患者さんを搬送するわけはありませんし、実際、精神病院にそんな車は存在しません。私は今は精神科医として精神病院で働いていますが、そんな車で患者さんが運ばれてくるのを見たことは一度もありません。 「黄色い救急車」の話は「口避け女」や「人面犬」と同じような都市伝説なのです。 しかし、不思議なことに、都市伝説や噂関係のにも、この「黄色い救急車」の話はほとんど載っていませ

    El_Fire
    El_Fire 2017/08/12
  • 新・サイコドクターあばれ旅

    サイコドクターあばれ旅は移転しました。 コンテンツは残しておきますが、 こちらのサイトの更新は、今後(たぶん)ありません。 by 風野春樹 Haruki Kazano ( pfe00406@nifty.com) 当ページ、日記などへのリンクはご自由に 検索方法 Powered by bk1(Online Bookstore)

  • The Japanese Gallery of Psychiatric Art 精神科薬広告図像集

    the american gallery of psychiatric artというサイトがある(あった。残念ながら今はもうない)。1960年代から現在に至るまでのアメリカの精神科薬の広告アート集である。どういうわけかアメリカの広告アーティストたちは、精神科の薬の広告では、患者の感じている恐怖感や抑うつ感といったものを表現せねばならぬ、と思いこんでいたらしく、ぎりぎりと歯をいしばる男やら闇の中にうずくまる女やら、見ているだけで不安にかられてきそうなほどおどろおどろしい図案ばかり。なんと、笑顔の絵柄が登場するのはようやく90年代になってからである。どうやら、薬が効いて楽になった状態を描いてもいいのかも、とアメリカ人もやっと気づいたらしい。 さて、同じようなサイトの日版ができないものかと思い、医学図書館にあった古い精神医学雑誌をぱらぱらとめくっては、薬の広告(薬ではないものもあるが)を集め

  • おじろく、おばさ

    長野県の南部、飯田のあたりは、高山の多い信州の中でも特に山深いところである。平地といえるような土地はほとんどなく、ろくな道すらないのだけれど、そんなところにも古くから人は住んでいるもので、天竜川に沿ってぽつぽつと小さな集落がいくつか点在している。 そうした集落をひとつひとつ数珠繋ぎするようにして、豊橋と辰野を結ぶ飯田線が全通したのが昭和12年。なにせ平らな土地のほとんどない深い山地のこと、さぞかし難工事だっただろうことは想像に難くない。さてその飯田線に、中井侍(なかいさむらい)という、ちょっと変わった名前の無人駅がある。長野、静岡、愛知の三県の県境あたりに位置する駅である。 と、なんだか紀行文のように始まったのだけれど、別に私はこの中井侍に行ったことがあるわけではない。飯田線にも乗ったことはない。ただ、ある精神医学誌の論文にこの地域のことが載っていたので、ちょっと興味を惹かれただけである。

    El_Fire
    El_Fire 2013/10/21
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