<動画視聴やSNSに時間を取られて、現役世代の読書実施率も過去30年で大きく減っている> 社会は時代と共に変わるが、1990年代以降インターネットが普及したことによる変化は大きい。通信、マスコミ、さらには財やサービスの購入の仕方も大きく変わった。電話・FAXが電子メール・SNSに、新聞・雑誌・テレビがウェブメディアに、小売店舗がネットショップに取って代わられている。 「時代の変化」と言えばそれまでだが、その一言では片付けられない事態も起きている。書店の減少だ。アマゾン等のネットショップの台頭により、書店の存立が脅かされて久しい。書店には文化の拠点の意味合いもあることから、経済産業省は街の書店を支援する方針を打ち出している。 総務省の『経済センサス』(以前は『事業所・企業統計調査』)を見ると、書籍・文具小売店の数は1991年では7万6915だったが、2021年では2万7628。この30年間で
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