フランス哲学者の思考方法は、やはりイギリス・アメリカのプラグマティックな思考方法とは異なる。 ここで注意すべきことは2つ、(a) 演繹的理由づけでつなぐポイントは4つまでとする、および、(b) 「それゆえに」ポイントは2つまでとする。実際には、この両方はやろうと思えばやれることで、フランスの哲学者が得意とするところでしょうが、これをやってしまうとグループ化があまりにも重くなりすぎ、うまく要約できなくなってしまいます。 —バーバラ・ミント, 考える技術・書く技術 『風姿花伝』は能楽を集大成した世阿弥が15世紀初めに書いた能楽書で、私の学生時代の愛読書の1つだった。最近思うところがあり、また読み返している。 世阿弥, 現代語訳 風姿花伝 中でも好きなのが第1章「年来稽古条々」で、能楽者の幼少から引退するまでの各年齢における修行の心得が説かれている部分なのだが、現代の能楽者でない我々にとっても大