韓国の携帯電話サービスの発展は目覚ましいが、すぐ隣にある北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のケータイ事情はどうなっているのだろうか。一般向けの携帯電話サービスがあるのかないのか。存在するならばどの程度のユーザーが使っていて、どんな内容のサービスなのだろうか。厚いベールに覆われた“謎の国”のケータイ事情を、韓国から垣間見た。 GSMサービスを2002年から開始 韓国政府の統一部が2003年2月に発表した資料によると、北朝鮮は2002年11月に首都平壌とロシア国境にある経済特区の羅先でGSM方式のサービスを開始したという。経済発展のためには携帯電話など通信網の充実が不可欠――という政府の判断によって導入されたようだ。タイのLoxleyグループ傘下のLoxley Pacificが事業化を進め、運用は政府との合弁企業である朝鮮逓信会社が行っていた。 端末の価格は「高額に設定」(統一部)されていたよう
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