度重なる不具合や稼働再開見通し報告によって、もはや現在の状況が掴めない感もあるCERNの大型ハドロン衝突加速器(LHC)の最新情報が本家/.にて取り上げられている。 それによると、LHCは「予期せぬ構造上の不具合」が原因で1年間の実験中断が決定したと報じられたそうだ。中断は2011年後半頃からを計画しており、その間に修理やアップグレードなどが行われるとのこと。現在は加速粒子は最大7TeV(LHCで設計されている最大エネルギーの半分)程を実現できるとのことで、中断までの18ヶ月間実験を行うのに十分な出力だそうだ。 しかし元記事を確認してみたところ、1年間のシャットダウンは不具合ではなく定期的なメンテナンスの一部であるとのことで、元々予定されていたものであるとの訂正が入っている。粒子加速器は非常に複雑な装置であり、全ての粒子加速器は6~12ヶ月に渡る定期的なメンテナンスシャットダウンがスケジュ