新党「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は27日、次期衆院選をにらみ、石原慎太郎東京都知事が旗揚げする新党との連携に向けた協議を開始する方針を決めた。 同日、大阪市内で開いた所属国会議員と地方議員による幹部会議で、「(石原氏と)政策の大きな方向性は同じだ」と述べたうえで、石原氏との協議と、石原氏の辞職に伴う都知事選への対応について自らへの一任を取り付けた。維新の会は26日にみんなの党との政策協議を始めており、民主、自民に対抗する「第3極」の大同団結を探る。 維新の会幹部によると、幹部会議では、橋下氏が、今月21日に石原氏と都内で会談したことを明らかにし、「細かく議論したら、政策の大きな方向性は同じだった。憲法も改正すべきだと言っていた」と語り、連携に前向きな姿勢を示したという。