米俳優マイケル・キートンがその役者人生を賭けた・・・そんな風にも見える映画「バードマン (あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が、先日の第87回アカデミー賞で作品賞・監督賞(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)・撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)・オリジナル脚本賞(イニャリトゥほか)の4部門を受賞した。 惜しくもキートンは最優秀男優賞を逃してしまったけれども、キートンなくしては存在しなかっただろうと思わせる映画が「バードマン」だ。日本では4月公開予定となっている。 映画は、ヒーロー映画「バードマン」でかつて名をはせたものの、今は落ちぶれてしまった中年俳優がブロードウェーの舞台で再起を図る物語。この中年俳優を演じるのがキートンだ。彼自身が過去に「バットマン」や「バットマンリターンズ」で主役を演じている。キートンの俳優としてのこれまでと映画の主人公がだぶってみえるようになっている。 主演のキートン