<他人に凄惨な暴行を加え、それを武勇伝のように誇り、ときに非難されながらも「カルチャー」の隠れ蓑に隠れてきた加害者と、それを知りながら許してきた者の罪は大きい> 小山田圭吾氏が東京五輪の作曲陣から辞任を発表した。遅きに失したものの当然の進退決断である。そもそも今次問題を「小山田のいじめ告白問題」などと銘打っている場合があるが、小山田のやったことは本当にいじめなのか。全裸強制、自慰強制、食糞など、小山田のやったことは「いじめ」などではなく虐待を通り越して単なる犯罪行為である。読んでいて吐き気がした。よく家裁送りにならなかったモノだ。 小山田の告白が掲載された1994年(1月号)のロッキング・オン・ジャパン誌は、刊行年月日から類推するにおそらく1993年に収録されたものであろう。これを以て1)「当時のサブカル誌の潮流の中では当たり前の事だったから致し方ない」2)「雑誌の内容が全て事実であるとは
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