かつてヨシフおじさんはこういいました。 「死が全てを解決する。人間が存在しなければ、問題も存在しないのだ。」 どこのラスボスが言ったんだというような世迷言の暴言だが、流石ロシア・ソビエトは反出生主義の権化のような国で、ヨシフおじさんを始め国民全体が「死は救済」みたいな行動を起こすことがままにしてあります。 それが共産主義下での大規模な虐殺に繋がっているのでしょう。共産主義は性善説に基づく人類・民族の平等を訴えますが、結果的に世界にもたらされたのは共産主義が来襲した地域への居住民の等しい暴力的な死でした。 大正9年(1920)3月、ロシアではロシア革命によりロマノフ朝が倒れ、ソビエト連邦が成立される過渡期の中、沿海州の町・ニコラエフスク(和名・尼港)にて凄惨な事件が起こります。 尼港は江戸時代に間宮林蔵により発見されて以降、日本も積極的に進出し北の玄関口として多くの在留邦人が暮らしていました