(英エコノミスト誌 2012年5月5日号) モルモン教徒は著しい数の成功した実業家を輩出している。 神聖な下着に関するジョークは、ミット・ロムニー氏の大統領選への出馬や、マット・ストーン氏とトレイ・パーカー氏のミュージカル作品「ブック・オブ・モルモン」のおかげで大流行した。 だが、正式名称を挙げるなら末日聖徒イエス・キリスト教会も、反撃している。大掛かりな広告キャンペーンには、顎ひげを生やす白人、口ひげを生やす黒人、空を切って飛ぶ若いスケートボーダーなど、普通のことをする普通の人たちが登場する。そして、最後には「私はモルモン教徒です」という決まり文句が付く。 問題は、モルモン教徒が他の人たちと同じだという考えを誰もが受け入れるわけではないことだ。何しろ彼らは酔っぱらわない。大家族で、安定した結婚生活を送り、アルマゲドンに備えて貯蔵庫に3カ月分の食料を備蓄している。 彼らは大抵きちんとした身