般若心経 全文と訳 この訳は、故花山勝友氏によるものです。 般若心経は古くから困ったとき日本人のお守りとして使われてきました。 あの耳なし芳一も亡霊に連れて行かれるところを、和尚さんが芳一の全身に このお経を書いて守ってもらったのでした。(耳にだけ書くのを忘れてしまった) ちびまる子も困ったとき般若心経を唱えていましたね。 般若心経 (三蔵法師玄奘訳) かんじざいぼさつ 観自在菩薩 (観音菩薩が、) ぎょうじんはんにゃはらみったじ 行深般若波羅蜜多時 (深遠な知恵を完成するための実践をされている時、) しょうけんごうんかいくう 照見五蘊皆空 (人間の心身を構成している五つの要素がいずれも本 質的なものではないと見極めて、) どいっさいくやく 度一切苦厄 (すべての苦しみを取り除かれたのである。) しゃりし 舎利子 (そして舎利子に向かい、次のように述べた。舎利子 よ、) しきふ