8月9日は長崎原爆の日です。昭和20年(1945)、アメリカ軍は6日の広島に続いて長崎に第二の原爆を投下しました。午前11時2分のことです。 広島の原爆はリトル・ボーイと呼ばれましたが、長崎の原爆はファット・マンと呼ばれます。広島の原爆はウラン爆弾でしたがこちらはプルトニウム爆弾で、広島より強力、TNT火薬21000トン分の威力とされます。しかし平地の広島に比べて谷間の長崎は、地形が原爆の被害の拡大を防ぎました。それでもこの原爆で数ヶ月以内に7万人が亡くなり、その後亡くなった人を入れると、やはり15万人ほどの人が命を落としたとされます。長崎にしても広島にしても、役所の記録が失われた上に、朝鮮などから徴用されて働きに来ていた人の数や一時的に疎開してきていた人などの数は分からないものが多く、本当の被害者数というのは永遠に不明のままでしょう。 広島に原爆を落とした飛行機はエノラ・ゲイですが、長崎