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ブックマーク / www.lib.hit-u.ac.jp (1)

  • ゲーテと簿記

    …真の商人の精神ほど広い精神、広くなくてはならない精神を、ぼくはほかに知らないね。商売をやってゆくのに、広い視野をあたえてくれるのは、複式簿記による整理だ。整理されていればいつでも全体が見渡される。細かしいことでまごまごする必要がなくなる。複式簿記が商人にあたえてくれる利益は計り知れないほどだ。人間の精神が産んだ最高の発明の一つだね。立派な経営者は誰でも、経営に複式簿記を取り入れるべきなんだ これは、ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe (1747-1832)「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」の一節です(山崎章甫訳、岩波文庫 2001.1 上巻pp.55)。 また、ゾンバルト(ドイツの社会・経済学者)は、次のように書いています。 資主義の発達に対する複式簿記の意義はいくら強調しても強調し過ぎることはない。当時の教科書は、簿記を「人間精神の発明した最も美しきもの

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