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ブックマーク / www.syrian.jp (2)

  • シリア正教とは何か・序

    ■序 アンティオキアのシリア正教会はキリスト教の誕生と同時に創始されており、これほど古い歴史を持ったキリスト教の宗派はほとんど存在しません。シリア正教会は最も早く確立した使徒の教会のうちの1つであることを誇りに思います。すなわち、新約聖書に書かれている通り、「このアンティオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになった」(使徒言行録11:26)のです。 アンティオキアの教会はキリスト教世界においてエルサレムの次、2番目に設立された教会であり、使徒座としてのその名声は様々な文書にはっきりと記されています。カエサレアの教会歴史家エウセビオスの『年代記』によれば、使徒ペテロがアンティオキアで初めて司祭職制を創始し、彼自身がその最初の主教になりました。また、彼は、エヴォディウスが使徒ペテロの後を継いだとしています。エウセビオスのもう一つの歴史書、『教会史』の中では、エウセビオスは、アンテ

  • アラム語-イエスの話した言語

    イエスの話した言語 ―最も有名なアラム語の話し手― この章はTHE HIDDEN PEARLからの抜粋訳です。 ■イエスの話した言語 ナザレのイエスが話した言語は何であったか?これはあまりにも多くのインクが費やされた問いであり、3つの異なる可能性、すなわち、アラム語、ヘブライ語、ギリシャ語が提示されています。。その答えの拠り所となる証拠は、福音書に与えられる手がかりと、1世紀初期のパレスチナにおける一般的な言語状況について知られるところとの二要素があります。これから見てゆくように、どちらの証拠もアラム語が彼の通常の言語であったことを強く示唆しますが、これは彼がまた時にはヘブライ語やギリシャ語を使用した可能性を排除しません。福音書はもちろんギリシャ語で書かれましたが、特にマルコによる福音書は数多くのイエスの言葉を、その都度ギリシャ語に翻訳しながら、セム系の言語で引用しています。 タリタ、クム

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