ココがキニナル! 黄金町にあった『ちょんの間』街って、今はどうなっているんですか? 売春婦は一掃されたのですか?(まさとしさんのキニナル) 春をひさぐ女性たちが大挙していた町 「オニーサン、アソビ? ヨッテッテヨ」 「サムイデショ。ワタシモサムイ。ナカデアッタマロー」 平戸桜木道路と大岡川に挟まれた一角、初黄(初音町と黄金町の総称)・日ノ出町地区には、少し前までそんな誘い文句を投げてくる女性が大勢居た。彼女らが立つのは、赤い照明に彩られた間口2m足らずの店先。 それが通称「ちょんの間」である。 ちょんの間は、戦後の混乱期を契機に、全国の主だった歓楽街に出没し始めた風俗店だ。その出自は、売春防止法施行前でいう青線(許可されていない売買春街)に属するものがほとんど。 ゆえに、外観は呑み屋や小料理屋、旅館を装っていて、営業の届出もそのように為されている。新聞やニュースで「特殊飲食店」「小規模店舗