タグ

ブックマーク / dk4130523.hatenablog.com (13)

  • 素材の旨味をひきだすテキスト ANA「翼の王国」と「おべんとうの時間」に寄せて - illegal function call in 1980s

    石垣島に行って戻ってきました。ほんとうは鳩間島まで足を伸ばそうと思ったのですが、台風21号の進路にはまってしまって、石垣の離島ターミナルで断念しました。航路は、こんな感じで出ています。 www.isigakizima.net それでも非常に実りの多い旅でした。 2つ、素晴らしいテキストに出会いました。そう書くと、石垣には実りが少なかったように読めてしまうかもしれませんが、そんなことはないです。石垣島は、いつ訪ねても、都心に染まった全身の穢れを雪(そそ)いでくれる特別な場所。沖縄島とはまた違った趣きがあります。 テキストのひとつは、山田風太郎。 秀吉はいつ知ったか (ちくま文庫) 作者: 山田風太郎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/09/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 山田風太郎もほとんどぜんぶ読んで、目新しいものは残っていないんですけどね。でもこれは

    素材の旨味をひきだすテキスト ANA「翼の王国」と「おべんとうの時間」に寄せて - illegal function call in 1980s
  • はな姫→はにゃ姫→(いまここ)→般若姫 - illegal function call in 1980s

    ここ数日、はなちゃんの写真を載せられなくてごめんなさい。 理由は2つありまして。 朝、下僕がシャワーを浴びている間に、窓辺からロフトに散歩に出てそのまま寛ぐことを覚えた。 写真を撮ろうとするとシャーがパワーアップ(ipod向けられるの嫌い?)。 です。下僕としては嫌がることはさせたくない気持ちもありまして。 春だから…なのかな。 はなちゃんがまた落ち着いたら日替わり再開します。 弥生吉日 下僕 拝

    はな姫→はにゃ姫→(いまここ)→般若姫 - illegal function call in 1980s
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/25
    うちのもカメラや携帯向けられると別猫のようになります。なぜか苦手みたい。
  • びっくりするはなちゃん びっくりする俺 はなちゃん日記 ヒヤリハット事例その2 - illegal function call in 1980s

    2115 春が近いので木村拓哉の「盲目剣燕返し」の話をしようと思いながらキッチンに立っていた。むろん蕨はない。何のこっちゃわからない人は読んでほしい。木村拓哉でも藤沢周平でもない俺は、蕨の代わりにキャベツを千切りにしていた。春キャベツとか新タマネギとかは何をどうしてもむやにみうまくて困る。 武士の一分 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2007/06/01 メディア: DVD 購入: 1人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (149件) を見る 隠し剣秋風抄 (文春文庫) 作者: 藤沢周平 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/06 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (78件) を見る 2120 キッチンは、はな姫さまのいらっしゃる出窓の背中、住まいでいちばん遠い同士にあたる。俺は春キャベツの千切りを終えて手をふき、

    びっくりするはなちゃん びっくりする俺 はなちゃん日記 ヒヤリハット事例その2 - illegal function call in 1980s
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/18
    毛布から見てるのかわいい。
  • 父性のレッスンその2 はなちゃん日記 3週間めが始まる - illegal function call in 1980s

    01:30 目を覚ます。はなちゃんに会いたくてロフトから1Fに降りる。 01:31 マーケットレポートやら何やら持ち帰りの仕事をする。はなちゃんをちら見する喜びを味わう。前の日に作ったホマレ姉さんのイカワタ大根を赤ワインでつまむ。ああ俺は何て幸せ者なんだ。 01:50 はなちゃんが窓辺からねこタワー伝いに降りて、カーテンを隔てることなく、PCデスクに座る俺と部屋の空間を共有する。初めて。狂喜乱舞すべきところ、はな姫さまに動揺が伝わってはいけないので、じっとこらえる。 01:52 しばし俺のことを見ていたはなちゃん、窓辺のいつもの別荘に戻る。 02:05 そんなこんなが繰り返される。初めの1、2度は心拍数が急増するが、3度、4度と繰り返されるうちに、女心に疎い俺もさすがに事態の質を察知する。 02:07 はな姫さま、決死の覚悟で俺をかわし、軽やかなステップで梯子からロフトへ。途中、一瞬たち

    父性のレッスンその2 はなちゃん日記 3週間めが始まる - illegal function call in 1980s
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/08
    ニコニコしながら目から水が…警戒心強い子ほどビックリするほど甘えんぼになったりしますから(我が家比)
  • 船橋は今日もイカ耳だった はなちゃん日記 8日目 - illegal function call in 1980s

    昨日は、はなちゃんの当の飼い主さん(お嬢)が遊びにきてくれた。僕は下僕の僕。お預かりしてお仕えする身。お嬢ははなちゃんに夢中で、僕が丹精こめたサツマイモと鶏肉と小松菜のシチューを玄米でべながら、はなちゃんのことが大好きで気が気でない。なんてすばらしいんだ。 夕べから再びロフトで寝ることにした。夜の1F部分ははなちゃんの運動場…だと思う。床をすべる音や何やらかさこそ音とお水、ご飯をべる音がした。朝起きて部屋を見渡したら何ごともなく、姫は窓辺の一等席で寛いでいらっしゃる。勇気を出して、カメラを少し寄り気味にしたところイカ耳をいただきました。

    船橋は今日もイカ耳だった はなちゃん日記 8日目 - illegal function call in 1980s
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/01
    イカ耳でも、かっ、かわいい!
  • みそ熟成中/ギャリコ「猫語の教科書」 - illegal function call in 1980s

    9:00 起床。ポール・ギャリコ(1889-1976)「語の教科書」が届いたので読み始める。ギャリコはアメリカのスポーツライターの草分け的存在で、1920年代にデビュー、ジャック・デンプシーやルースやゲーリッグに取材を行い、数々の名コラムを残した。人間嫌い。好き。僕にとっては山際淳司の60年先を行った人物。 私は、薄汚い物書きさ。どうみても、作家って柄じゃない。私は物語を語るのが好きなだけで、私の書いたはみんなお話を語っているだけだよ。.... もし私が2,000年前に生きてたとしたら、洞窟住居を渡り歩いて、言うんだろうな。『やあ、入っていいか?腹が減っているんだ。べるものをくれよ。そしたら、代わりに面白い話をしてやるよ。昔々、二匹の猿がいたとさ』といった具合で、彼らに2人の洞窟に住んでたひとの話をしてやるのさ。 ポール・ギャリコ - Wikipedia語の教科書」は読むこと

    みそ熟成中/ギャリコ「猫語の教科書」 - illegal function call in 1980s
  • 糸圭秀実のこと - illegal function call in 1980s

    存命の日の文芸評論家ですごいのはだれかと問われたら「反文学論」の柄谷行人と「文芸時評というモード―最後の・最初の闘い」のすが(糸へんに圭)秀実と答える。柄谷はどこかよそのほうへ行ってしまった。すが(さだやす圭みたいで迫力でないなあ)のどこがすごいか。昭和(中後期)文学を見通す目の確かさである。 俺が初めてすがのことを知ったのは「別冊宝島」であった。 保守反動思想家に学ぶ (別冊宝島 47) 作者: 三上治 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 1985/06 メディア: 単行 クリック: 32回 この商品を含むブログ (6件) を見る サヨクの若いおっさん連中(三上、すが、呉智英たち)が、柳田國男、田中角栄、昭和天皇、三島由紀夫ほかウヨク(保守/反動)のみなさん方からその思想的残滓のしたたかさをいまこそ学ぼうじゃないかという、その筋にとってはまことにケシカランである。そのころ俺は民

    糸圭秀実のこと - illegal function call in 1980s
  • ねこよ - illegal function call in 1980s

    キミが俺のところにやってくる前に お願いしておきたいことがある 厳しい話などしない 俺は一介の給餌係にすぎない 給餌という言葉遣いが不埒だというなら 給仕係でかまわない 断っておくが 俺はさだまさしが嫌いだ 理由は訊かないでほしい そういうものだと思ってくれ キミは自由に暮らさなければいけない 俺より先に寝てかまわない 俺より遅く寝るものかまわない だいたいヒトがねこの寝る時間を左右できるものか ただ キミが起きれば俺も起きる ご飯は俺が出す トイレも俺がきれいにする 寝床も俺が整える おもちゃだってアマゾンから買った キミはいつでもきれいでいるだろう だからたまには 撫でさせてほしい 無理にとはいわないから もし毛玉ができたら 鳴いて知らせてくれないか ねこごころに疎い俺だが できるだけ気を付けるつもりだ 船橋の動物病院とトリミングサロンは だいたい押さえてある 忘れてくれるな 仕事ので

    ねこよ - illegal function call in 1980s
    amenomorino
    amenomorino 2015/01/24
    いいご縁になりますように。
  • 腹の立たない羊頭狗肉/ヨシユキのあんちくしょうについて - illegal function call in 1980s

    看板に偽りありにはうるさい俺である。ま、最近はその看板のキャッチにすらろくなのがない。だから手にする書物は古いものになりがち。 ひどいが2冊ある。同じ2悪人による対談である。 対談 美酒について―人はなぜ酒を語るか (新潮文庫) 作者: 開高健,吉行淳之介 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1985/11/27 メディア: 文庫 クリック: 3回 この商品を含むブログ (16件) を見る あんまり酒について語っていない。あのことについてしか語っていない。当にがっかりする。大好きだ。仕方がないので同じ2悪人による別の対談を手に取る。 街に顔があった頃―浅草・銀座・新宿 (新潮文庫) 作者: 吉行淳之介,開高健 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1988/02 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (3件) を見る せめて朝井泉aka泉麻人程度には

    腹の立たない羊頭狗肉/ヨシユキのあんちくしょうについて - illegal function call in 1980s
  • 白菜はM気質 - illegal function call in 1980s

    DASH村で取り上げられたことがあるそうだがそんなことは知らん。白菜は霜の降りる季節になると葉っぱの上の部分を軽く結わえてから、わざと霜に当てるのである。であるというか、そうだったというか、いま思い出したというか。 紐で結わえるのは(縛るという地域もある)芯まで霜にやられるとさすがに適わないから。ではどうしてそうまでして霜に当たらせるかといえば、寒い→やばい→蓄えたでんぷんを糖分に変えてやれ→これなら凍るまいうっしっし的な白菜作用が働くからだ(人にとっては甘味が増す)と、ずいぶん昔にばあさんから聞いたことをいまになって思い出した。 ばあさんのいうことは120パーセント信じる俺であるが、さすがにこの話はあるまいと思っていた。ほかに、庭木は話しかけるとよく伸びるとか。すまない。 * 俺は幼稚園児のころ庭の手入れをするばあさんの後を、ひよこのようにひょこひょこと(何でもない/忘れてほしい/ほとと

    白菜はM気質 - illegal function call in 1980s
    amenomorino
    amenomorino 2014/12/19
    いいお婆さんで、いいお孫さんだと思います。漬け物きっと美味しいんだろうな。
  • 1作だけエントリーするとしたら丸谷才一「笹まくら」かな/虚実の皮膜の冒険者たち - illegal function call in 1980s

    魅力的な冒険家・探検家が登場するフィクションを紹介してくださ… - 人力検索はてな ありがとうございます。お呼ばれにあずかったのでお答えします。魅力的な冒険者/探検者(フィクション)とのことですので、もちろんフィクションを中心に、ただし虚実の皮膜を外れる用意も十分に、できるだけの言い訳を添えて紹介します。 日三文オペラ(開高健)※まくら 敗戦後の大阪の焼け跡に暮らす、ホルモンと鉄を喰う人々「アパッチ族」。手引きのフクスケに連れられて、を病んでいた開高健は工廠の匂いをふんだんにのこすホルモン街に潜入取材をし、命の洗濯をする。その取材の結実が作。都市冒険譚の傑作。開高健の中では「闇三部作」に並ぶ名品であると思う。 日三文オペラ (新潮文庫) 作者: 開高健 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1971/07/02 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 18回 この商品を含むブロ

    1作だけエントリーするとしたら丸谷才一「笹まくら」かな/虚実の皮膜の冒険者たち - illegal function call in 1980s
  • お呼ばれしたのでお答えしまする - 魅力的な策士/策略家が登場するフィクション - illegal function call in 1980s

    魅力的な策士・策略家が登場するフィクションを紹介してください… - 人力検索はてな お呼ばれにあずかり恐縮です。さいきん慣れて書きやすいこちらで書きますすみません。 監督 (新潮文庫) 作者: 海老沢泰久 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1982/03 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (3件) を見る 現代の策士といったらノムさんじゃなくて広岡達朗さん。「ドンケツ」と揶揄されたエンゼルス(スワローズ)の生ぬるい組織と体質をかき回し、説き伏せ、勝つ味を覚えさせ、まとめあげるその力量は、いい意味での策士筆頭。海老沢さんの文章もまた筆舌に尽くしがたい。ほとんどノンフィクションじゃないかって? 虚実の皮膜に投げ込んだ海老沢さんの外角低めの速球の凄さに免じて許して。 大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫) 作者: 天藤真 出版社/メーカー:

    お呼ばれしたのでお答えしまする - 魅力的な策士/策略家が登場するフィクション - illegal function call in 1980s
  • そしてほとんどだれもいなくなった/向田邦子に魅入られた文士たちの弁 - illegal function call in 1980s

    向田邦子の傑作は「父の詫び状」だなんていってるうちは学校教科書から出ていない。あれは名文だが「かわうそ」には敵うまい。「だいこんの花」「寺内貫太郎」「森繁の重役読」「隣の女」。「父の詫び状」に惚れたのなら他の全作品を読むであろう。読まぬか。そうか。 だいこんの花〈前篇〉 (新潮文庫) 作者: 向田邦子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1991/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 森繁の重役読 (文春文庫) 作者: 向田邦子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/05/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 「黄昏流星群」(弘兼憲史)「失楽園」(渡辺淳一)でいいのか君ら。「春が来た」のざわめきのほうがよほどエロいことを当は知っているのではないか。それならなぜ渡辺淳一のほうにいく。断っておくが「だん

    そしてほとんどだれもいなくなった/向田邦子に魅入られた文士たちの弁 - illegal function call in 1980s
  • 1