この前、日本科学未来館のプラネタリウムで「夜はやさしい Tender is the night」というプログラムを見た。 谷川俊太郎が監修したもので、東京湾の夕暮れの景色から始まって世界の星空に飛び、その星空の下の生活の音や生き物の声の中、麻生久美子がナレーションと詩の朗読を担当する。 冒頭の東京湾の夕暮れのシーンからもう胸が切なくなり、ミュンヘンの星空の下で街の喧騒を聴いたときには、どこかへ帰りたいと強く思った。 こういう気持ちを簡単に表す単語は「ノスタルジー」だ。 その言葉を出すだけで、誰もがちょっと甘く切ない気持ちを共感したりする。 wikipediaによるとこの言葉は「1688年にスイスの医学生・ヨハネス・ホウファーによって新しくつくられた概念」だそうで「故郷へ戻りたいと願うが、二度と目にすることが叶わないかも知れないという恐れを伴う病人の心の痛み」を表すらしい。 これは病気の症状