横着が生んだ かなとカナ 左の木簡の写真、漢字に交じってカタカナの「ア」や「マ」のような字がみえますね(矢印部分)。でもこれはカタカナではありません。「部」という漢字を省略した文字なのです。 古代人の名前は、左の木簡に書かれた物部(もののべ)や漆部(ぬりべ)、日下部(くさかべ)のように、〇〇部という姓が多く、「部」は書く機会の最も多い字でした。このため、「部」の字を毎回きちんと書くのが面倒になり、偏を省略して、旁(つくり)の「阝」だけで「部」と読ませるようになりました。最初は「阝」を「ア」のように書いていましたが、書いているうちにこれも面倒になったのか、さらに二画目を短くして「マ」と書くようになりました。 古代の木簡を見ると、7世紀には主に「ア」が(写真1)、8世紀になると「マ」が使われていて(写真2)、「ア」から「マ」へと変わったことが分かります。 その後、平安時代になると、さらに省略が
秘め事が描かれた絵、「春画」。2013年秋から2014年初めまで大英博物館で行われた春画展は3カ月で8万8000人近くの来場者を集め、大英博物館の2013年の年間来場者数は歴代最高となっている。 春画の評価は海外では高い。しかし、日本では研究書はあまり出版されておらず、研究者も少ない。 そんな中で、春画にまつわる新書が出版された。『わらう春画』(朝日新書)。著者は海外の有名な春画収集家、オフェル・シャガン。イスラエル生まれで、すでに日本・イギリスで春画に関する本を出版している。 コレクションは充実していて、大英博物館の春画展にも協力していた。 『わらう春画』は、江戸時代の春画をたくさん紹介しつつ、春画の歴史や性質について説明している。 載せられている春画をぱらぱら見るだけで楽しい。楽しいのだが、この本、春画に対しての誤認が非常に多い。 〈春画とは、社会的メッセージを伝えるために、性的題材を
猿沢の亀 国連決議242号を無視している点で、イスラエルと北朝鮮は同じじゃないの? @sarukame999 「鹿と原始林」みたいな切り口の博物館があっても良いですよね。RT @bluetittit RT:奈良に自然系の博物館、できて欲しい。地元の自然誌情報を蓄積できる施設があれば、平城宮跡埋め立てにしても若草山モノレール計画にしても、市民がもっと意見を述べやすかったのでは。 2014-02-01 20:13:24 寮美千子 @ryomichico 奈良には「吉野熊野国立公園・大台ヶ原」「世界文化遺産・春日山原始林」と手つかずの自然から里山まで、多様な自然が。町中では鹿と共生。自然博物館があれば、自然豊かな奈良、をよりアピールできるはず @sarukame999 「鹿と原始林」みたいな切り口の博物館 @bluetittit 2014-02-01 20:24:18 猿沢の亀 国連決議242号
日本考古学協会(東京都)と奈良大学(奈良市)は、協会が保有する貴重な発掘調査報告書や一般図書など、約6万3千冊を大学に寄贈する契約を締結した。大学側が整理した上で、来年6月から順次閲覧できるようにする予定。 協会では考古学に関する国立博物館の建設を要望し、書籍を収集。だが、財政事情により実現せず、保管費用負担が重くなったことから、奈良大学への寄贈を決めた。 現在、書籍は埼玉県で保管。今月28日から整理や目録の作製を進め、完了した本から順に大学の図書館に移す。奈良大では蔵書が増えることから、11月からは図書館の改築工事も始めるという。 協会の高倉洋彰会長は「これまでこの書籍は収蔵するだけだったが、奈良大学のおかげでいろいろな人に利用してもらえるようになった」。大学の千田嘉博学長は、「貴重な書籍を贈与していただいたことで、大学がわが国屈指の考古学研究の拠点となる」と歓迎した。
わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 柿衞文庫の芭蕉展。俳文学会の2日目は、バス1台で研究者の方々が大挙して観覧に訪れたということで、こんなに柿衞に研究者が集ったのは見たことがありません!とは、学芸員Nさんのお言葉でした。 すでに展示は後期に入っています。前期とは全て入れ替えというのは本当でした。前期は最初に目に飛び込んできたのが「枯れ枝に」の芭蕉画くところの烏でしたが、今回は、「とうせいはせを」の仮名署名。ほかに、Nさんが俳文学会で発表した新出書簡群などなど、あ、芭蕉が写した「薗太暦」も展示されていました。
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