元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏は「明治神宮外苑再開発に反対している人たちは、再開発で緑が増える点を無視して、理屈ではなく感情的に反対している」と指摘するーー。 「鉄道員(ぽっぽや)」の原作者、浅田次郎も神宮外苑再開発反対派に 明治神宮外苑の再開発を巡って、またしても文芸畑から反対論がでている。今回は、作家の浅田次郎氏だ。高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」の原作者である。有名作家としては、村上春樹氏、椎名誠氏についでの表明となる。 信濃毎日新聞(9月28日)によれば、東京・明治神宮外苑の再開発事業について「(外苑の)出自を考えれば日本人全部、少なくとも東京都民のもの。勝手なことをやって今のお金もうけにかえるのは間違いだ」と述べ、外苑一帯について「自分のふるさとの風景。花鳥風月を持たなかった私たちの、わずかな思い出の場所」「あれだけの緑がなければ、小説家になっていなかったかもしれな