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ブックマーク / xtech.nikkei.com (3,568)

  • アマゾンと同業のはずの人月商売ベンダー、恥さらしから脱するすべはあるか

    前回の「極言暴論」は、米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)の有名なモットーである「Good intention doesn’t work, only mechanism works!」(善意は役に立たない。仕組みだけが役に立つ)を論拠に、まともな仕組みを持たず従業員の「善意」に依拠してビジネスをする日企業の大問題をあぶり出した。多くの読者の琴線に触れたようで、Twitterなどで「肯定的な評価」が多数寄せられた。 実は、極言暴論のコラムコンセプトからすると由々しき事態である。多くの読者に暴論ではなく、全くの「正論」として受け止められてしまったからだ。以前にも説明したが、「暴論のふりをして正論を述べる」のがこの極言暴論の極意である。だから一応、正論と捉えてもらっても構わないわけだが、全くの正論として読まれてしまうと、私の「表現者」としての力量が問われてしまう。 まあ、前回の記事

    アマゾンと同業のはずの人月商売ベンダー、恥さらしから脱するすべはあるか
  • 「抽象化のやぶれ」というノーコード/ローコード開発の落とし穴

    Microsoft(マイクロソフト)の「Power Platform」の特集記事を企画した。プログラミングすることなくワークフローやデータ連携などを組み込んだアプリケーションを開発できるプラットフォームのことだ。 筆者はPower Platformに精通しているとは言い難いので、今回は寄稿の形を取った。ただ「プログラミングができる記者」を自認している者としては、単に特集に書かれている内容をトレースするだけでなく、自分でも何かを作りたいという気分になる。こうしたツールは実際に何か作ってみるのが理解する一番の方法だと思うからだ。 なかでも気になったのがSaaSなど複数のサービスを連携させるiPaaS(Integration Platform as a Service)の「Power Automate」。この機会にマイクロソフトが提供するサービスだけにとどまらず、サードパーティーのサービスと連

    「抽象化のやぶれ」というノーコード/ローコード開発の落とし穴
  • 「リモート初詣」で参拝客が130倍に、住職のこだわりと技術力に驚いた

    2021年の正月、初詣の参拝者を昨年の約130倍も集めた寺院がある。四国八十八カ所の第22番札所として知られる平等寺(徳島県阿南市)だ。 同寺院は2021年1月1日にオンライン上のイベント「リモート初詣」を始めた。堂や護摩祈祷(きとう)の様子をYouTubeなどでライブ配信し、オンラインでの参拝を呼びかけた。元日には約13万人が同寺院の配信を視聴。視聴者数を参拝者数と見れば、昨年の約130倍の参拝者を集めた計算になるという。 取り組みを取材すると、リモート初詣を充実させるための住職の様々なこだわりに驚いた。 例えば動画の映像は4Kで配信、音声はステレオで配信している。オンラインでも視聴者に臨場感が伝わるように、映像と音声の質に「徹底的にこだわった」(谷口真梁住職)。動画を視聴してみると、映像は畳の目が見えそうなほど鮮明で、音声は住職の息づかいや境内の鳥の鳴き声まで聞こえるほどクリアだ。

    「リモート初詣」で参拝客が130倍に、住職のこだわりと技術力に驚いた
  • 川沿いに生える樹木が凶器に

    流木被害が止まらない。2017年7月の九州北部豪雨をはじめ、20年7月豪雨でも見られた。斜面崩壊だけでなく河岸浸で樹木が流れて、下流側で凶器となっている。生態系などの観点から伐採箇所を総合的に判断して、早期の対策が望まれる。 近年の水害で目立つ流木被害。2017年7月の九州北部豪雨では、推定約21万m3の流木が発生した。1996~2013年に全国のダムで回収した流木などの量が、年間平均17万2000m3であることと比較すると、その量は飛び抜けている。 20年7月豪雨による水害でも、被災地のあちこちで流木が見られた(写真1)。球磨川の水位が増え、橋梁などに絡まる流木の影響も相まって川の流れを阻害。氾濫流に乗った流木が家屋などを直撃した。 被災後は集落にとどまった流木を片付けるのに手間取るため、復旧の遅れにつながる。海までたどり着いた流木は漂流物となって、海洋活動を妨げる。 流木の発生源とし

    川沿いに生える樹木が凶器に
  • 基幹刷新「一部中断」の京都市、膨れた開発費100億円は無駄に終わるのか

    足かけ6年、100億円近い費用を投じている京都市の基幹システム刷新プロジェクトが「一部中断」となった。2017年1月の稼働予定を2度延期してもなお全面稼働の時期を示せないままの幕引きであり、事実上の失敗だ。京都市民は巨額の税金を投じたにもかかわらず行政サービスの向上を享受できていない。1度目の延期を巡っては委託事業者であるITベンダーのシステムズ(東京・品川)との民事調停も続いている。 「結果責任は市長である私の責任」 「市(基幹システム)オープン化事業につきましてはこのたびの国の方針のもとで、(2025年度末を目標とした自治体)システム標準化への対応のために一旦立ち止まり、改めて見定める必要があると判断いたしました。そのため一部を除き開発を中断することといたします」。2020年9月30日、京都市議会(京都市会)会議において京都市の門川大作市長は森田守議員の質問に答える形でこう明言した

    基幹刷新「一部中断」の京都市、膨れた開発費100億円は無駄に終わるのか
  • 天才プログラマー謹製LGWAN向けテレワークシステム、460自治体が使い始めた裏側

    全国460自治体で2020年11月27日、LGWAN(総合行政ネットワーク)を使ったテレワークがスタートした。遅まきながら自治体職員はLGWANの接続を前提とした各種業務を自宅から行えるようになった。取り組みは地方公共団体情報システム機構(J-LIS)による実証実験との位置付けだが、実質的にテレワークが始まったとみていい。利用料は2022年3月末まで無料という。 460自治体が使うテレワークシステムは「自治体テレワークシステム for LGWAN」である。情報処理推進機構(IPA)とNTT東日が共同開発したテレワーク向けのシンクライアント型VPN(仮想私設網)ソフト「シン・テレワークシステム」を改良したものだ。シン・テレワークシステムは、かつてIPAが「スーパークリエータ/天才プログラマー」と認定し、2020年4月からNTT東日の特殊局員も務めるIPA登大遊産業サイバーセキュリティ

    天才プログラマー謹製LGWAN向けテレワークシステム、460自治体が使い始めた裏側
  • ホーア論理を拡張しポインタを扱える「Separation Logic」、静的検証ツール「Infer」でMonoidics社が実用化

    ホーア論理を拡張しポインタを扱える「Separation Logic」、静的検証ツール「Infer」でMonoidics社が実用化 英Monoidics 取締役兼共同創業者 Peter O'Hearn氏 CTO兼共同創業者のCristiano Calcagno氏 静的検証ツールの分野で新たなタイプの製品が登場した。メモリー関連エラーの検出に特化した英Monoidics社の「Infer」だ。「Separation Logic」という近年開発されたソフトウエア科学の研究成果を活用している。従来の一般的な静的検証ツールよりも正確に、メモリーリークなどのメモリー関連エラーをチェックできるのが特徴だ。 メモリーリーク検証ツールといえば、米IBM社の「Rational Purify」が著名だが、Purifyは静的検証ツールではなく、実際に対象となるソフトウエアを実行しながらメモリーリークを検出する動的

    ホーア論理を拡張しポインタを扱える「Separation Logic」、静的検証ツール「Infer」でMonoidics社が実用化
  • ドコモ口座問題であらわになった「本人確認」の誤解

    「我々の人確認が不十分だった」(NTTドコモの丸山誠治副社長)――。 NTTドコモの決済サービス「ドコモ口座」の不正利用に端を発した不正出金事件では、「人確認」という言葉が記者会見などで何度も飛び交った。 だが、日において「人確認」という言葉が意味するところは明確とは言えない。NTTドコモも記者説明会で「(銀行とNTTドコモの間で)人確認のレベルについて共通認識があったのかどうか、甘かった面がある」と認めている。 日の法律用語としての人確認は「身元確認」とほぼ同義だ。運転免許証やパスポートなど身分証(人確認書類)の提示を求め、人の氏名や生年月日、住所などを確認する。 対面での確認に加え、身分証のコピーと転送不要郵便を組み合わせて確認する手法や、アプリで人の顔と身分証の画像データを送信してもらう手法(eKYC)もある。法律に基づく厳格な人確認なしに、銀行は新規に口座を開

    ドコモ口座問題であらわになった「本人確認」の誤解
  • NTT東に入社した天才エンジニア、大企業に新天地を求めた本当の訳

    リリース後4カ月で利用者が7万人を超えた「シン・テレワークシステム」。わずか2週間という期間で開発したのが天才ITエンジニア登大遊だ。NTT東日という日の伝統的な大企業の中で、成し遂げたいことがあった。 NTT東日が2020年4月から無償で提供するシン・テレワークシステムは、8月末時点で地方自治体や企業の約7万人が活用している。VPN(仮想私設網)技術を基に、オフィス内のパソコンを自宅からリモートで操作できるようにするなどテレワーク用の機能を追加したシステムだ。応答速度が速く使いやすいのが特徴だ。 開発したのは登大遊NTT東日に4月に「特殊局員」との肩書で入社した後、たった2週間で完成させた。新型コロナ禍のため入社直後から在宅勤務となり、特段の仕事もない。そこで「プログラムで社会課題を解決できないか」と思い立ち一気に作り上げた。 登は天才エンジニアとして知られた存在だ。小学生の

    NTT東に入社した天才エンジニア、大企業に新天地を求めた本当の訳
  • Pythonで役立つAIをつくる方法

    AI人工知能)開発のプログラミング言語として高い人気を誇るPython。データ処理や機械学習のためのライブラリも豊富です。特集では5回にわたって、Pythonの実習を通じて実際の機械学習モデルの開発方法を解説していきます。 そのモデルは当に使えるか、機械学習の評価とチューニングを押さえる モデルが実際に業務で使えるかどうかは、予測結果がどの程度信頼に足るかによってきます。そこで重要になるのが、「評価」です。今回はどのような考え方でモデルの評価をしたらよいか確認し、モデル構築の最終ステップである「チューニング」について説明していきます。 2020.10.02 PythonAI開発、「アルゴリズム選択」と「学習」は恐ろしく簡単 Pythonプログラムで乳がんの判定に関するモデルの構築方法を学びます。今回は「データ分割」「アルゴリズム選択」「学習」「予測」のステップについて細かく説明しま

    Pythonで役立つAIをつくる方法
  • 4000件の問い合わせが殺到、ドコモ・ゆうちょ騒動で地銀大わらわ

    NTTドコモの決済サービス「ドコモ口座」と連携した銀行口座で不正出金が相次いでいる問題で、ドコモ口座に加えて「LINE Pay」や「PayPay」など他の決済サービスとの連携も停止する地方銀行が増えている。地方銀行のホームページには「不正出金」「チャージの停止」といった文言が並ぶ。 その1つである滋賀銀行では、2020年9月16日からドコモ口座に加えて「J-Coin Pay」「pring」「PayB for 滋賀銀行」「PayPay」「メルペイ」「LINE Pay」「楽天Edy」という7つの決済サービスとの連携を停止した。同行では一連の不正出金問題で7件200万円の被害が判明している。いずれもドコモ口座への不正出金であるが、「安全を確保するため」(広報)として他のサービスとの連携も停止した。ドコモ口座のみで10件245万円の被害が出ている紀陽銀行も同様に連携を停止するなど、地銀各行が一斉に

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  • PythonでAI開発に挑戦、まずは9つの手順を押さえる

    それぞれの概要を順に説明します。わかりづらいところがあっても、まずは一通り目を通してください。後でPythonで実装していくので、そのときに実際の方法がわかります。 (1)データ読み込み 機械学習用のデータをPythonで扱えるよう読み込む処理が最初に必要です。具体的なやり方としては大きく次の3通りがあります。 ①CSVファイル読み込みによる方法 一番標準的な方法です。CSVファイルは通常、Jupyter Notebookが動いている環境から読み込みますが、学習用データがインターネット上に公開されている場合もあります。 今回の特集でこの後何度も出てくるread_csv関数は、ローカルファイルの読み込みと、URL 指定によるファイルの読み込みをサポートしています。URLを指定するケースでは、read_csv関数呼び出し1行でインターネット上のCSVファイルを直接読み込めます。 ②関数呼び出し

    PythonでAI開発に挑戦、まずは9つの手順を押さえる
  • 課金の心配無用、Azureは無料枠専用アカウントで試せる

    テレワークによってスキルアップの時間を確保しやすくなった人は多いだろう。特集ではパブリッククラウドサービスを実際に使い、慣れ親しむことを提案したい。主要クラウドは新規ユーザーを取り込むために、手厚い無料試用枠を用意している。無料の範囲内でも様々なシステムを構築できる。今回は米Microsoft(マイクロソフト)のMicrosoft Azureを取り上げる。 Azureの無料枠の考え方は、Amazon Web Services(AWS)とは大きく異なる。Azureを使ったインフラ構築の経験が豊富で料金体系にも詳しい、パーソルプロセス&テクノロジーの西日システムソリューション部クラウドインテグレーショングループに所属する三浦紗友里氏は「Azureで無料枠を使う場合、まず無料枠専用のアカウントを作ることになる。これを使う限り、期限が過ぎたり上限に達したりして勝手に課金されることはない」と説明

    課金の心配無用、Azureは無料枠専用アカウントで試せる
  • インフラ担当がいない、地方で根深い「バックエンド軽視」の闇

    経営者:「インフラも見ることができる、良いITエンジニアがなかなかいないんですよ」 ITエンジニア:「インフラ? 勘弁してください。二度とやりたくありません……」 これは、経営者とITエンジニアの間に見られる乖離(かいり)である。筆者の経験では、特に「地方都市」でこの傾向が強い(具体的な都市名を挙げると無用な波紋を生み前向きな議論が進まないため、あえてぼかすことをご理解いただきたい)。 両者の溝はどのようにして生まれるのか、どう向き合うべきか。今回はこのテーマについて考えてみたい。 「開発ありき」「作ってなんぼ」、そもそもインフラ業務が認知されない Webサイトやアプリケーションを作っておしまい。サーバーやデータベース、ネットワークなどバックエンドのことは気にしない。あるいは意識から漏れる。いわば、「フロント重視」「バックエンド軽視」の状況を悪気なく作り出す。 その背景には「見えないものを

    インフラ担当がいない、地方で根深い「バックエンド軽視」の闇
  • 真夏の夜のオカルト談義、HDDとSSDで音質に違いはあるのか

    理論半分、オカルト半分──。 オーディオの世界でしばしば使われる表現だ。「なぜ音質が向上するのか、理屈はわからないが、聴覚上で良くなったから結果オーライ」というわけだ。オーディオマニアの偏執的な行動を皮肉る表現として「オカルト」は好んで使われる。今回は、PCオーディオにまつわるオカルトな話題に迫ってみたい。 2015年、ソニーが「ハイレゾ対応ウォークマンに最適」と銘打ち高音質をうたったmicroSDカード「SR-64HXA」を発売したときのプチ騒動は忘れもしない。オーディオに興味のない人は、音源ファイルといってもデジタルデータなのだからSDカードで音質が変化するなどあり得ない、と考えたのだろう。 Amazon.co.jpの商品ページのレビュー欄には、この製品のことを小馬鹿にしつつも、オカルト領域の想像力を膨らませた投稿が多数寄せられ、大喜利状態となってしまった。「音質が向上した」という真面

    真夏の夜のオカルト談義、HDDとSSDで音質に違いはあるのか
  • 社内評価ボロボロのイヤホンが一転、1.6億円支援の超人気商品に

    「こんな製品売れるわけがない」――。 そんな社内の評価の中、なんとかクラウドファンディングサイト「Makuake」での出品にこぎ着け、300万円の目標金額のおよそ55倍の1億6607万2180円の支援額を獲得したイヤホンがある。オウルテックが開発した2wayイヤホン「KPro01」だ。この支援額はMakuake史上、歴代3位の記録だという。 KPro01が特徴的なのは、USB Type-Cでの有線接続と、ワイヤレス接続の両方をサポートしつつ、Type-C接続時に充電ができるという点である。こうした機能を持つイヤホンは、同社が調べた限り市場には存在しないという。 仕掛け人は、オウルテックで商品企画を担当する同社企画部広報グループの安藤省吾氏だ。企画当初から社内の評価はボロボロ。「商品化する際に、色々と社内で反対された」(安藤氏)。例えば、Type-Cポートを搭載したスマホは普及しているものの

    社内評価ボロボロのイヤホンが一転、1.6億円支援の超人気商品に
  • 富岳は「百京」なのか、スパコンランキングでは分からぬ性能

    葛飾北斎の晩年の作品に「富嶽三十六景」より幅広いテーマを採り上げた「富嶽百景」がある。これを「富岳百京(富岳は京の百倍)」と読み替えたのがクレイ・ジャパン・インクの中野守社長。「富岳は幅広いソフトが動くArmアーキテクチャーと超高速メモリーの組み合わせで価値がある。販路さえあれば世界で売れる」と、可能性を示唆した。 「富岳は京の100倍」は理化学研究所と富士通が目標値として述べていた。京は2011年にスパコンTOP500性能で10ペタFLOPS(フロップス、1秒当たり浮動小数点演算回数)を達成した。 富岳は京と同様、米中の機先を制し「完成品の9割の状態」(富士通のスパコン関係者)で計測した結果をスパコンの国際専門家会議(ISC)に提出した。ISCは6月22日にランキングを公表。富岳は5つあるベンチマークのうち電力消費性能の「Green500」を除く4分野でトップを占めた。スパコン用途の全方

    富岳は「百京」なのか、スパコンランキングでは分からぬ性能
  • 天才プログラマー登氏を迎え入れたNTT東日本、化学反応の予感

    NTT東日IPA(情報処理推進機構)が2020年4月に無償公開した在宅勤務に利用できる「シン・テレワークシステム」の記事のために、同システムを開発した登大遊氏への取材に同席した。登氏は大学在学中にVPN(仮想私設網)「SoftEther」を開発した、業界の有名人だ。わずか2〜3週間の開発期間や、機器代金が65万円しかかからなかったことも驚きだったが、筆者は登氏がNTT東日に非常勤の立場で入社した事実に最も衝撃を受けた。かつて登氏とNTT東日は、天敵とも言える間柄だったことを覚えていたからだ。そんな両者が組み合わさることで、新たな化学反応が生まれそうな予感がする。 登氏はSoftEtherの開発で10代にしてIPAの「未踏スーパークリエータ」として認定された、文字通りの天才プログラマーだ。プログラマーとして超一流であることはもちろんだが、登氏は既存の価値観やしきたりを疑い、時には相手

    天才プログラマー登氏を迎え入れたNTT東日本、化学反応の予感
  • AIにおける「次元の呪い」解決へ、富士通研が機械学習の最有力学会で発表

    富士通研究所は2020年7月13日、ディープラーニング(深層学習)における教師なし学習の精度を大幅に向上できる人工知能AI技術「DeepTwin」を発表した。AI分野の長年の課題だった「次元の呪い」を、映像圧縮技術の知見を活用することで解決したとする。同社は論文を機械学習の最有力学会である「ICML 2020」で7月14日に発表する。 「次元の呪い」とは、データの次元(要素数)が大きくなると、そのデータを分析する際の計算量が指数関数的に増大する現象を指す。次元の呪いを回避するため、一般的に機械学習の高次元データは次元を減らす。 ただ従来の手法には、次元の削減に伴ってデータの分布や確率が不正確になる課題があり、それがAIの精度低下を招く一因になっていた。例えば分布や確率が実際と異なると、正常データを異常と誤判定してしまうような間違いを引き起こしてしまう。 富士通研究所は今回、ディープラー

    AIにおける「次元の呪い」解決へ、富士通研が機械学習の最有力学会で発表
  • 天才プログラマーのテレワークシステムに4万人殺到、開発費わずか65万円

    自宅パソコンと会社パソコンにそれぞれインストールした専用ソフトが、インターネット上の「大規模分散中継システム」を経由してSSL-VPNでやりとりする(作成:日経NETWORK) 信じられないほど、動作が軽い――。記者が実際にシン・テレワークシステムを使ってみた感想だ。自宅と会社にある2台のPCに専用ソフトをインストールし、自宅PCからログインするだけで準備が完了する。そのまま画面上に瞬時に会社PCデスクトップが現れ、カーソルを動かすとほとんどタイムラグなしで同期した。いわゆるVDI(仮想デスクトップ基盤)方式で、自宅PCからはマウスやキーボードの動作、会社のPCからはデスクトップの画像データのみを相互に伝送している。 記者は現在テレワークを基としているため、社内システムにアクセスするためにVPN(仮想私設網)を使う機会は多い。会社で使うVPNは、簡単なWebサイトの読み込みにもかなりの

    天才プログラマーのテレワークシステムに4万人殺到、開発費わずか65万円