前回の「極言暴論」は、米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)の有名なモットーである「Good intention doesn’t work, only mechanism works!」(善意は役に立たない。仕組みだけが役に立つ)を論拠に、まともな仕組みを持たず従業員の「善意」に依拠してビジネスをする日本企業の大問題をあぶり出した。多くの読者の琴線に触れたようで、Twitterなどで「肯定的な評価」が多数寄せられた。 実は、極言暴論のコラムコンセプトからすると由々しき事態である。多くの読者に暴論ではなく、全くの「正論」として受け止められてしまったからだ。以前にも説明したが、「暴論のふりをして正論を述べる」のがこの極言暴論の極意である。だから一応、正論と捉えてもらっても構わないわけだが、全くの正論として読まれてしまうと、私の「表現者」としての力量が問われてしまう。 まあ、前回の記事
![アマゾンと同業のはずの人月商売ベンダー、恥さらしから脱するすべはあるか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c14f8d2b4594d10c7184122425079f790cdbd7e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F00148%2F021000157%2Ftopm.jpg%3F20220512)